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第3話

「「「かんぱーい!!!」」」


 スタンピードの後、俺たちはギルドに併設された酒場で酒を飲んでいた。



「マコト! 飲んでるかー!?」

「おう、やっぱ戦いの後の酒はうめーわ!」

「たんと食いな!! 出血大サービスさね」


「まーくん、楽しいね」

「だな」

「いつ頃魔王城に行くの?」

「一段落着いたらだな」

「そか」

「おう」



 そうして夜は更けていった。



ーー数日後



 俺たちは王都の北門にいた。


「マコト! がんばれよ!」

「応援してるぞ!」

「また酒を飲もうぜ!」

「ありがとな、おめーら!」

「じゃあ、行こっか、まーくん」

「だな。じゃーなおめえら!」



 そうして俺たちは王都を出て魔王城を目指すことにした。



ーー数刻後



「来たぜ、魔王城」

「いよいよだね」

「行くぞ」

「うん」


 俺たちは、魔王城の中に入っていった。



ーー王の間


「ほう、何者じゃ。ぬしら」

「来たぜ魔王」

「あなたを、止めます」

「何だ。たかが勇者と聖女か……。興が乗った。相手をしてやろう。アルビオス、遊んでやれ」

「御意」


 巨大な大男がやってきた。


「まずは前菜からか。いいねえ」

「がんばろうね、まーくん」


 戦闘が始まった。


「切り裂け!! レーヴァテイン!!」

「ぐうぅ!!」

「精霊のみんな!力を貸して!ホーリースレイブ!!」

「ぐわあぁ!!」


 大男は膝をついた。


「下がれ」

「申し訳ありませぬ……」

「よい。気にするな」

「いよいよメインディッシュか、いいねぇ」

「バフをかけるよ!」

「おう!」

「征くぞ、人間共」

「先手必勝! 真空刃」

「散れ!」

「ウィンドカッター!!」

「ウォーターバリア!!」


 しばらく接戦が続いた。



「ちとまずいの、これは……」

「お、降参宣言?」

「仕方ない、あれを使うか」

「へえ、まだやる気か。いいねぇ」


「天にまします我らの父よ。いまそのお力を授けたもう。万有を滅し、解を得たり。混ざれ、混ざれ、混ざれ。奥義、セレメント・ラピスラズトリア!!!」


 突然黒い竜が現れた。


「滾るぜ……こいつぁ!!」

「まーくん! 時間を稼いで!!」

「おう、いくらでも稼いでやんよ! ところでさ、葵」

「何、まーくん?」

「別に、あいつ倒しちまってもいいか? なんつって」

「しょうがないなあ、いいよ」

「よっしゃあ、暴れるぜ! 始源解放!!」


 竜が咆哮した。


「やるじゃねえか! トカゲ野郎!」

「グゥルルゥ……」

「葵! いけるか!?」

「まっかせて! いっくよー! セグメント・アタラクシア!!」


 時が停まった。


「仕舞いだ。あばよ、雑魚野郎」


 ザンッ!!


 そうして奴は、消え去っていった。



「ばかな……ありえぬ……」

「まだあんだろ? 魔王さんよお! 手札だよ手札」

「……わしの負けじゃ。好きにせい」

「マジかよ。どうすっかな」

「ねえ、魔王様」

「何じゃ」

「協定を結ばない?」

「正気か? お主」

「うん。だってこの国、貧しいんでしょ? だから、私たちが協力してあげる。どうかな?」

「……よかろう。敗者に選択肢はない」

「協定成立、だな」



 そうして俺たちは、魔王国との協定を取り付けた。

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