第1話
気が付くと俺たちは、西洋の城の中のような場所にいた。
「おお! 皆の者! でかした!」
「上手くいきましたな、王よ」
ざわざわと、周りが騒がしくなった。
「どこだ? ここ」
「お城、だよね……」
玉座らしき椅子に座っていた壮年の男性が、話し掛けてきた。
「突然のことで驚いているだろうが、我々の話を聞いて欲しい」
「ああ、いいぞ」
「私も」
そうしてしばらくした後。
「なるほどな。つまりその魔王とやらをどうにかすればいいわけだ」
「私たちにできるのかな?」
「その点については問題ない。女神の加護があるのでな」
「そうか。なら協力してやんよ」
「だね」
「恩に着るぞ、勇者、聖女よ」
――それから数日後
「はっ!」
「ぬぅっ!!」
カランカラン……
「参ったよ真。私の負けだ」
「感謝するぜ騎士団長。だいぶ仕上がってきた」
葵がやって来た。
「まーくーん! 超級魔法覚えたよー!」
「やるじゃねえか、葵!」
国王がやって来た。
「計画は順調のようだな」
「ええ、陛下。ちょうどよい頃合いかと」
「いよいよか……」
「まーくん。がんばろうね!」
それから少し後、俺たちは城を出て、冒険者ギルドに向かっていた。
「ここか」
「楽しみだね」
扉を開けると、目の前に受付が見えた。
右手には依頼の掲示板。左には酒場がある。
俺たちは受付へと向かった。
「いらっしゃいませ。本日はどのようなご用件でしょうか?」
「冒険者登録を希望する」
「私もです」
「かしこまりました」
もろもろの手続きを経て、晴れて俺たちは冒険者となった。
そろそろ戦います。




