東富士演習場
「CPこちらFS2、射撃目標を乞う」
『FS2 CP 目標 方位120 距離2000 送れ』
「CP FS2 了解。射撃する」
「方位120!距離2000だ!射撃用意!」
あ、セリフの途中でお邪魔するぜ。僕は加瀬誠24歳の一尉だ。
今は東富士演習場で過去最大規模の演習をしてるんだけど...あれ?なんか揺れてる?
「射撃待て!射撃待て!地震だ!」
ゴゴゴという轟音が富士の麓で響き渡っている。
(うっわー...絶対災派じゃん...今日最終日だったのにぃ...明日有給取って今話題の大河ドラマ一気見したかったのにぃ...)
そんなことを考えているうちにピカッという閃光が僕の眼を覆った。
「っ...目がぁ目がァァ!」
「いやム○カか!」
「えへへ☆」
「加瀬一尉!GPS、その他無線以外電子機器使用できません!」
「は...?そんなはずはない!今の地震で壊れるはずがないぞ」
「それが壊れてるんですよ!ほら!」
「本当だ...」
僕は目を疑った。こんなこと初めてだ。今までに何回か演習中に地震にあったがこんな現象は初めてだ。
「CP、こちらFS2、現状報告を求む」
『FS2、CP、現在調査中である。』
「CP、FS2、了解」
「どうする?島。」
「加瀬一尉。やはり一回外に出て様子を確認したほうがいいのでは?」
「だな。」
ガチャッと音を立てながらハッチを開け、自分の目を疑った。
「富士山の形が...違う?崩れた?いや違う。崩れたならこっちにもくるはずだ。しかもこんな一瞬で来るはずもない...」
「加瀬一尉?」
「CPに連絡!直ちに演習を中止し、集合をかけるよう進言しろ!」
「了解!」
「CP、こちらFS2、演習中止を進言する。」
『FS2、CP、災派の可能性があるため中止する。』
『こちらCP、各員に次ぐ。演習中止、繰り返す演習中止、集合地点は野戦病院付近。送れ。』
「てかさ、みんな違和感感じない?」
「加瀬一尉...そうですか?」
「そうですよ加瀬一尉」
「そうか...僕の勘違いならいいが...」
そうしているうちに...ヒュンという風切り音が聞こえ、次の瞬間
ガン!という音が聞こえた。
何かが自走砲にぶつかったようだ。
「うわっ!って矢!?」
咄嗟にハッチの中にダイブし、締めた。
「加瀬一尉!大丈夫ですか?」
「矢だ!矢が飛んできた!」
「矢?さっきの音って石がぶつかった音じゃないんですか?」
「今危ないけど...出て確かめてくるわ」
「ちょちょ加瀬一尉!」
そんな忠告を無視し外へ出てこう叫んだ。
「我々に敵意はない。攻撃をやめろ!」
そう叫ぶと1人の乗馬した金ピカの甲冑を着た侍、他の普通の甲冑を着た侍らしき人がおよそ300ほどにこっちに寄ってきた。
それが怖くて僕は叫んだ。
「止まれ!」
そう叫ぶと大将らしき人物は馬の四足を踏みとどめた。
どーも!燃え尽きて途中で連載が止まるTsukubaです。これが2シリーズ目(1シリーズ目は完結してないけど連載する気が起きない)です!これから大体毎週から隔週くらいで投稿する予定なのでお楽しみに!
ちなみに自分のメモ用と深く理解したい人用に転送された兵器一覧を載っけときました!
〜兵器の種類〜
・20式小銃 数万丁
・99式自走榴弾砲 36両
・10式戦車 20両
・CH-47J 4機
・AH-64D 4機
・OH-1 4機
その他諸々()