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プロローグ 廃部通告ダヨ☆

 それはとある魔法学校の話……。


 ミミニアリスト魔法学校は世界でも有数の名門魔法学校である。

 そこに集まる魔術学生は勿論のことエリート揃い。未来、世界の魔法研究に多大なる影響を与えるであろう者ばかりである。

 

 学校の一角を借りて活動している多くの部活の中には、異質な部活も勿論あった。

 我々の部活もその一つ。その名も「エロゲ開発部」


 その名の如く、エロゲを開発している異質な部活だ。

 魔法学校内の開発部であるが、魔法はそんなに使わない。使うのは基本コンピュータだ。


 テキストを打ち込んだり、プログラムを打ち込んだり、絵を描いたりして、エロゲを作る。そんな部活。

 そんな異質ながらに人を選ぶ部活だからあって、この部活は常に部員不足であり、人がいないからあって、実績を作る点でも難航していた。


 そして、ついに。


「おい部長、例の紙がいよいよ来たぞ」


 同級生の部員がそう言った。

 その紙とは何か?それは大体察することができた。


「廃部通告」


 そこには、「あと二週間でエロゲ開発部は廃部」と端的に言えば、そんな内容が書かれていた。


「もう、黙って廃部を待つことしか出来んのか」

「いや、部長、ちゃんと文面読めよ」


 部員にそう言われたので、俺は再度文面に目を通した。

 そこにはこのようなことが書かれてあった。


『ミミニアリスト魔法学校エロゲ開発部は部員不足、実績不足を持って今日から二ヶ月後にて廃部が確定する。しかし、その二点が解決できれば良い為、部員五人、そして、十分な実績を廃部までに解決できれば、この廃部通告は免除となる』


「なんて、親切な解説がついているんだ!」


 この書類を制作した者、ミミニアリスト魔法学校生徒会書記に敬礼!

 まぁ、この事を決定したのは、教員たちと《《生徒会》》なのだが。


 とりあえず、我らがエロゲ開発部のやらなければならないことは部員の確保というわけだ。

 しかし、こんなマイナー部活動、入ってくれる者などいるのであろうか。


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― 新着の感想 ―
[良い点] エロゲ開発部といえば、部員同士の会話がたのしみでしてよ。ボロンとかポロリ一切なしで着衣のままでギリギリの距離感を保ったエロを連想させるところが攻めどころかと思うのですの。
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