表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

空から生まれた大地

作者: うみのさち

「絶対に私が、会いに行くよ。」って加志乃、

本当に叶えちゃうんだからなぁ。

何があるのかな、宇宙には。そしたら、私たちが宇宙人、ってことかな。

君たちのメッセージは、受け取ったよ。

大地があって空がある。生き物がいて、海がある。

実は、『こちら』もそうなんだ。

君たちの文字は、わからないけどね。


惑星のなかに空がある。

そんな光景を想像したことはあるか。

光源は、もちろん。君たちの思う太陽が、ちゃんとあるんだよ。だから、作物も育つ。生物は繁栄する。

そして、大地を掘れば、宇宙に出られる。でも穴を開けてしまえば、惑星はどうなるか。

だいたいお察しのとおりだろう。でも、興味は尽きることがないから、困るんだよ。外を見てみたい、ってね。


私たちは卵の殻に包まれた生き物だ。

閉ざされた世界にいて、決して『外』を知ることはできない。


君たちもそうなんじゃないかな。だから僕らと同じさ。だけど。こうやってメッセージを送り合うことができるんだから、『外』を知れたことになるのかな。

『外』は、どうだった。楽しかったかい。憧れ、はするだろうか。夢、を抱くだろうか。



あったよ、外の世界。

夢が詰まった惑星は、ちょっと私たちに似て、全く違う生き物だったよ。興味は尽きないね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ