到着
「つきましたわ!」
ライザがテレポートしてくれたおかげで森までついた。
王都は色々な人間が集まるから規制がゆるく、人型の魔物が居ても気づかれないことが多い。だから私達の様な魔物達は簡単に入れるのだ。
流石に王都でテレポートしてきたら見かけた人間に何を言われるかわからない。なので魔物達が蔓延る人間達が少ない森に来たのだ。
流石に格上の魔物だとわかるから森の魔物達は攻撃してこない。
ペコペコ頭を下げて私達に道を作っている。そんなに気を使わなくていいのに。
「王都の正門につきましたわ!この偽造証をどうぞ!」
「これ、ライザが作ったの?」
「はい!入るには必要だと思いまして!作ってきましたわ!」
「えらい。」
「脳筋のくせにやるね〜。」
「うるせぇですわ!!少し黙っていたと思ったら!!いつも一言余計なんですのよ!!このくそラム!!」
「はーいハイハイ。喧嘩すんな。魔王様に迷惑かかるだろ。」
「でも!!」
「おわり。ライザ、ラムの挑発に乗らない。ラムもライザにつっかからない。ほら証明書見せるよ。」
またライザとラムが喧嘩し、ジョスが仲裁に入ったけど収まらない。
から私が一言言った。そしたら2人ともすぐしゅんってなってちょっと可愛い。ヴァジムとロイドも同じ気持ちなのか、微笑んでいる。
「はい。証明できましたので、入ってどうぞ。」
チョロい。簡単に入れた。やはり人間。チョロい。(2回目)
「無事入れましたわね!折角ですし、少し観光するのはいかがですか?」
「いいね。人間達を見てみたい。行こう。」
「れっつらごー、ですわ!!」
「うわ、馬鹿丸出し〜。」
「ちょっと黙って下さいまし!!」