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彼女は彼女にとっての光を失ったようですよ。2/4
今私は、彼の家族のテーブルに座っている。私は正座をしながら彼が食事を置いていってくれている。彼は私のそばに座りおばぁちゃんは彼の反対方向に座る。彼のお父さんは私の正面に座っていた。
「おい晴明。お前は飯を食ったはずなのになぜまた食べようとするんだ」
「あっ、歩いたから腹減ったんだよ!」
「おやおや。晴明ちゃんがそんな食べるなんて珍しいねぇ」
「ばぁちゃん!余計なこと言わなくていいから!」
彼の家族の会話を聞きながら、私は正座しているせいで痺れている足をゴソゴソとしていると、そばに座っているおばぁちゃんがそれに気づいた。
「あら、別に正座なんてお行儀よくしなくていいのよ?楽な姿勢にしなさいな」