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最下位の優等生  作者: 月乃ゑ 浩二/天鵞絨
第1章 フェスタリアン学園
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第2話 転校生

文が下手くそですいません。

「昨日は遅れたけど今日は早めに着いたか」

一人で安堵していた。窓から外を見上げながら今日の空は綺麗だなと改めて思った。席に座ってじっとしているとドアが勢いよく開いた。


ドガーンと教室中に響いた。

俺は「まだ朝礼までに時間あるんだから優しく開けろよ」と、大きな音に驚き瞬時に苛立ちを覚えながら言った。


「おう、すまん力加減を間違えてしまった」


ゴリラこと武田くんが言った。


俺は瞬時にどう力加減を間違えたらそんなに強くドアを開けるんだとツッコミしかけたがしなかった。


武田は俺の前に来て口を開いた。


「それより今日転校生が来ること知ってるか?」


「知らないよ」


「今日来る転校生は光属性なんだって!そして銀髪美女らしいぜ」


「ふーん」

足元を見つめて答えた。


時計を見て、武田に言った。


「もう直ぐチャイム鳴るから座れ」

武田と話して数分後宮澤先生がチャイムと同時にやってきた。


「起立、気をつけ、礼」


「今から新しく同じクラスになる生徒を紹介します」


「「美女か?」」「「イケメンがいいな」」


「静かに、じゃあ、レイシアさん入って」

先生がそう言うのとほぼ同時にドアが開いた。


入って来た少女は透き通るような長い銀髪でそれが照明により反射した。

頭の高い位置で結われたその根元には蝶の形をした髪飾りがあり、瞳は深く潤んだ緑色をしていた。

その横顔に思わず見惚れた。


「初めまして私の名前はレイシア=クロス=フォード火の国からこの学園に転入することになりました」

冷たい口調で人を寄せ付けないように思えた。


「「うぇーい、美少女きた〜」」「「なにあの子めっちゃ可愛い」」一瞬で動物園のようにうるさくなった。


「えーとじゃあ横田くんの隣が空いてるのでそこに座ってください」



「はいっ」

レイシアさんが隣の席に着いた。


「よ、よろしく」声が強張った。返事が返ってくるかと思ったが返ってこなかった。聞こえてなかったのかとと思い。もう一度言った。


「よろしく」


次は大きめに言ったので絶対聞こえているはずだ。聞こえてるのに返事をしない。ということは無視ということだ。俺は目を伏せた。


チャイムがなった瞬間レイシアさんの周りは人で溢れた。


「「その髪綺麗だね」」「「なに属性なの?」」

レイシアはまるで興味がないかのように無視をしていた。


席に座っていると琴音が寄ってきて話しかけてきた。

「レイシアさんって怖い人なのかな」

と、耳元で囁いた。


「そうなのかもな、俺もさっき挨拶したときに無視されたし」


「見た目はすごく可愛いのにね」


「そうだな」


レイシアが机を叩いて席を立った。

「「え?」」「「なに?」」


なにも言わずに教室から出て行ってしまった。

てか、急がないと次の授業始まる。


「えーと、魔法というのは体内エネルギーを具現化させて出します。呪文を声に出してみたら出しやすいかもしれませんね」

今説明しているのはバランスボールの様な体型をしているみんなのゆるキャラ水野勇笮先生だ。水野先生はあの見た目は冴えないがそれでもでも校内一位か2位ほどの実力を持っている。属性は火だ。


「まずは手の上に火があるイメージしてみてください。」


「「はい」」

「「できたー」」 「「おーあったかい」」

俺は何回もイメージしたが全く出せなかった。隣にいる武田と琴音は普通に出せている。


「こんぐらいは簡単だね」

ニヤニヤしながらこちらを向いてくる。

どうやら俺に嫌味を言っているらしい。


「こんな感じか」隣で武田が騒いでいる。なんで脳筋野郎にできて俺にはできないんだ。拳を強く握りながら思った。武田はこっちを見ながら言った。


「ドンマイ!」こいつに言われると無性にイラついく。

「4時間目の授業これでおわり〜」

軽い声が聞こえた。


昼休憩になった。今日は弁当を持ってきたし。久しぶりに屋上で食べるか。階段を上っていたら上にレイシアさんがいたから話しかけてみた。


「レイシアさんも屋上で食べるの?」

レイシアはスルーしてそのまま屋上へ行った。俺もレイシアさんについて行き屋上へ行った。

屋上は思っていたより広く教室4個分ぐらいの大きさだ。隅の方に居るレイシアさんの隣に座った。


「今日って空綺麗だよな」


「…」


「そのおかず美味しそうだね。自分で作ったの?」


「…」


「えーと、なんで話してくれないのかな?」


「…」


「俺はこの学校でさ一番出来が悪いんだ。で教えてもらいたいけど光属性だから誰も教えて貰えなくてさ、今日武田って言うやつがレイシアさんは光属性だって聞いたから、レイシアさんに教えてもらえるかなと思ってレイシアさんについてきたんだ」


レイシアは固く閉ざされていた口を開いた。

「あなた、光属性なの?」


真顔で呟いた。


「うん、だけど魔法という魔法は使えなくて。」


「それで私に教えて欲しいと?」


俺は大きく頭を上下させた。

「教えてあげてもいいけど、一つ条件があるわ。」

顔の前に一本の指を突き出して言った。


「私と勝負しなさい」


「え?」


「私と勝負しなさい。」


「2回言わなくても聞こえてるから!でも俺魔法使えないんだよ?」


「それでも勝負するの」


「なんで?」


「それができなければ教えてあげないわ」


「わかった。いつ勝負する?」


「今日の放課後かしら」


「了解」

なんで勝負するのだろうと思いながら、教室に戻っていった。

もし良かったら、アドバイス等を宜しくお願いします。

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