変化
はじめまして、居能 芽由莉と申します。初投稿です。拙い文章ですが、楽しんでいただければ嬉しいです。続きます。
ある時代のある古びた小屋の中。そこには小屋と同じように古びた、だが確かに美しい1体の人形がある。町外れの森の中にあるこの小屋には当然誰も住んでいない。だから小屋はもちろん、あの美しい人形も長い間人の目には触れる事は無かった。
人形は今日も廃虚にポッカリと空いた穴から覗く空を見つめている。それはおそらくこれからもずっと、半永久的に変わらない。日が暮れる。鳥の鳴き声も、虫の息さえ消えた。
小屋と人形は静寂というある種の怪物に喰われ始める。これも変わらない。だってここは町外れの森の中。誰も近寄りたがらない場所。天変地異とか、相当な物好きがここを訪れたりすれば話は別かもしれないけれど。
ギィーーー、、、
扉が開く音がした。
第1話めっちゃ短いですが、どうでしたか?
情景描写ばかりでごめんなさい!次は会話シーンがある、、、ハズです。
第2話も読んで下さると嬉しいです。