異世界への招待状!?
〈主人公紹介〉
名前 愛沢恋年齢16歳
・強がりな女の子 でも本当は寂しがり屋で心配性、人一倍傷つきやすい
・職業はモデルで、女優もやっている。国民的人気
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『異世界への招待状』
こんなモノが私宛に届いていた
異世界?魔法とか使えるのかなー?
って、誰が信じるか!
「全く馬鹿にして!今は私はそんな事に付き合ってる暇はないの!!」
仕事仕事でイライラしていた彼女は、招待状をぐしゃぐしゃに丸めゴミ箱目掛けて投げた
綺麗なこうを描きながら飛んでいったそれは、見事外れて床を転がる
「うぅ・・・」
彼女は悔しそうに拳を握り締めた
「なんで!?私より可愛くて華のある女の子なんて山ほど居るのに!
もしかして、日本人って視力悪い人ばっかりなのかな!?」
そんなはずない
彼女の容姿は見る者を魅了してやまないのだ
「私は普通の女子高校生になりたかったのに・・・」
そう、彼女自身が望んで『芸能界』という煌びやかな世界に入ったじゃない
(自分の魅力に気付いてないのだから)
街中を歩いていた所をスカウトされた、それだけ
勿論彼女は断ろうとしたけけど、親の大喜びする姿を見てしまっては断れなかった
そして色々あって現在に至る訳です
確かに仕事は楽しいし、やり甲斐があるよ?
でも、私は普通の女子高校生になりたい
普通に学校に通って、普通に友達と遊んで、出来る事なら、恋をしてみたい
・・・なんて、贅沢言っちゃダメか
彼女が気を取り直してスクッと立ち上がると、それと同時にマネージャーが入ってきた
時計を見ると、仕事の時間だ
「次はドラマの撮影よ、撮影現場までは車で移動するからついてきて」
そう言われ、駐車場にあった車へと移動し乗り込んだ
* * *
「本番用意! 3、2・・・」
監督の合図で撮影が始められる
今日は私が演じるヒロインがビルから飛び降りるシーン
もう少し、あと少し・・・
今だ!
私はビルから身を投げた
監督からは笑って飛び降りをとの指示だったけど、無理だよ
命綱が付いてても怖すぎ!
そんな事を考えていたら、ふいに嫌な音が響き渡った
「ブチッ!!」
おかしい、もうそろそろ命綱が働いてくれる、はず・・・!?
よく見ると、それは途中で切れていた
「嘘、だよね・・・?」
背筋が凍りついた
当然人間が重力に抗えるわけがないので真っ逆さまに落ちてゆく
余りの怖さにぎゅっと硬く目をつむる
嫌だ、まだ、やりたい事沢山あるの!
まだ、まだ・・・
「死にたくない!!」
その時だった
ふわりと身体が宙に浮く感覚
(え?)
そっと目を開くと、そこは何もない白い空間だった
どうなったのか分からず混乱していると後ろから声が聞こえた
「おお、お待ちしておりましたよ。」
振り返るとそこには、一人のお爺さんが立って居た。
ゆっくりですが連載して行きたいと思います!
もし良ければ読んでやっていください♪( ´▽`)