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第二話:未来が見えちゃうんだけど・・・

今回は、主人公の能力この世界の仕組みを

ちょっとだけだしてみたいと思います。

京子も助け出しちゃいます!

「京子!」

「透字君・・・」

京子はこっちに気づいた。

ゴツイ兄ちゃん達に肩をつかまれて、泣きそうになりながら。

「あぁ!なんだおめえ!」

「邪魔すんじゃねぇよ!」

なんかゴツイ兄ちゃん達が言っているが、気にせずに。

「京子~おまえ人にぶつかるのが趣味なのか~?」

「「無視かよ!」」

「このやろう!なめやがってっ!」

ゴツイ兄ちゃん達の一人が右ストレートをかます。

実はこの兄ちゃんボクシング経験者、透字が反射で避けられるストレートが

飛んでくるはずがない。

当然のように透字の鼻にパンチがめりこむ・・・と思いきや

「よっと」

ひらりと右に体を傾ける透字

へ?とちょっと意外そうな顔をするゴ.

「おらぁ!!」

「ごぉ!?」

ご.のみぞおちに強烈な膝蹴りが入り悶絶する。

「東吾!?くそっ!てめぇ!」

兄(ご2)がどこから取り出したのか、木刀を振り回してくる。

透字はまたもやかわし、木刀を持っている手をおもいっきり蹴り飛ばす。

「痛ってぇ!!畜生!」

兄(ご2)は殴りかかってきたが、透字は冷静に牽制し、裏拳をかます。

兄(ご2)の鼻血が飛び散る。

「ぐぼぉ!?」

「これ以上やる??」

ひぃ!と、

「すびばぜんでしたーーー!!!」

と走りながら去っていった。

「京子大丈夫か?」

「うん、大丈夫!それにしてもすごいねぇ!あんな怖い人二人も倒しちゃうなんて!

空手でも習ってたの?」

キラキラした目で聞いてくる京子

「まぁ・・・習ってたよ」

6年生の時1ヶ月くらいだけど・・・

「だからかぁ・・・すごいね!透字君は!」

「おう!」

ふと時計を見る、確実に塾に遅刻だ。

「ぎゃあああああああ!!」

「どうしたの!?」

「塾に遅れるーーーー!!忘れてたーーー!!」

そういって走り去る透字おいてけぼりの京子

「いっちゃった・・・」

「ありがとね。透字君」

そうつぶやいて京子は帰路につきなおした。




         -塾終了後-

(遅れて先生に怒られたけどまぁそれよりも・・・)

(ばれなくてよかった~~~~)

透字には、秘密がある。

それは、選択した未来が『観えて』しまうということ。

このように、未来が見えてしまうなどの特殊能力は、そんなに珍しくはない。

今から20年ほど前に、突如人間の人口3分の1が超能力じみた能力に目覚めた。

なぜ目覚めたというとそれは、『わからない』

ある学者に聞けば人間の進化の過程だというし、違う学者に聞けば突然変異だという。

なぜこの能力が発現したのか現在は判明していない。

とにかく意味不明なのだ。

そして人間達は、この能力者をこう呼んでいる

『選定者』

選ばれた者、選ばれた人だから選定者だという。

透字は選定者ということを隠している。

しかし普通は隠すことができない。

人口の3分の1というのがわかっている通り普通とは違うところがほかにある

それは、脳波だ。

人間が微弱に出している脳波と、選定者から出ている脳波が若干違うというのが、

研究の末わかった。

世界全体で一斉調査を行ったところ、人口の3分の1というのがわかった。

選定者には、青い星型のバッチが配られ、見分けがつくようになった。

犯罪などを犯したら特殊な警察のような武装隊がくるし、病気などで倒れたら

特殊な病院に搬送されるようになっている。

だから隠すようなことはできないのだが、透字は最初の全国調査で引っかからなかった。

透字は特殊だと思われたくないから黙っていることにしたのが現状だ。

ゴツイ兄ちゃんを空手を一ヶ月習っただけで倒せるわけがない、京子はうまく勘違いしてくれたが。

「なんで引っかかんなかったのかね~~~?」

一人つぶやく透字。

そのつぶやきに以外にも返すヒトがいた。透字の後ろから。

「知りたいですか?」

振り返ってそのヒトを確認する。

そのヒトは、京子だった。しかし京子は敬語なんか使わない。

「京子!?なんでここに!?」

「この体は京子というのですか、わかりました。」

様子がおかしい、記憶喪失か?おれをからかってるのか?

「どうした?京子?」

「わたしは、京子ではありませんあなたを迎えにきてこの体を借りたまでです。」

わけがわからない。

「お~~~い大丈夫か~~~??きょうこ~~?うそつくなよ~~~」

「ですから私は京子ではありません」

ほんとに京子ではないらしい、京子は嘘がつけないからな

「で、あんたは俺になんのようなんだ。」

「わかっていただけましたか。では」

そういって紙切れを取り出し渡してきた京子(憑)

「どれどれ」

紙にかかれた内容はこうだ。

『未来を見通せる眼があなたを選びましたー★』

『選ばれたあなたは私達の世界の王様になってもらいまーす★』

理不尽な王様認定書だった。


続く・・・

選定者と透字似ているようで違うんです。

だから検査に引っかからなかったんですねぇースッキリスッキリ。

さあこれからの展開とは、この手紙の主とは何者なのか?

次回:おれが王様!?

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