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白猫みーやん

作者: 立菓

 ノンフィクション(実話)を書いてみました。

 白猫のみーやんは、裏側に田んぼがある田舎の一軒家(私の実家)に暮らしていました。

 中学三年生の夏に、私が家の車庫に迷い込んだみーやんを見つけたことをきっかけに、子猫だったみーやんは、私たち家族に保護されました。



 みーやん……という名前は、当時テレビによく出ていた『チューヤン』という外国人タレントさんから、ヒントをもらいました。


 それで、言葉の響きがカワイイからという理由で、母親が白猫の名前を付けました。名前をひらがな表記にしたのは、母親のこだわりらしいです。




 みーやんは、右目と左目の色が違う珍しい白猫でした。『オッドアイ』という呼び方もあるそうですね(^_^)


 ()()()()()()()()()()()()()()……。みーやんは、非常に神秘的な姿をしていました!



 それと、みーやんはとても穏やかで、品のある猫でした。

 小学校から大学まで私立の学校に通っている感じの、おしとやかな『お嬢様』のような雰囲気をまとっていました。



 あと、みーやんは病院嫌いでしたね(汗) 車で動物病院に行く時は、毎回みーやんは家の中でバタバタしていた私たちの様子を見て、挙動不審になっていました。




 ……とはいえ、みーやんはすごく人懐っこい訳ではありませんでしたが、いつでも静かに私たちに寄り添うように感じられるところがありました。


 学校帰りの私を迎えに行くために、時々みーやんを連れて、母親が車で電車の最寄り駅まで来てくれました。

 動物病院へ向かう時とは真逆の態度。私を迎えに行く時は、みーやんは全く嫌がらず、何となくリラックスしているように見えました。




 そんな品行方正なみーやんでしたが、()()()()()が起きた時は、まるで性格が変わってしまったかのように、「シャーッ!!」と何度も怒っていました(((;ꏿ_ꏿ;)))


 それは、父親の知り合いのお宅から、はなちゃんが里子として、私の家にやって来たからです!



 はなちゃんは、(推定ですが)みーやんよりも三つ年下でした。白と黒・茶が混ざったような二色の毛。そして、両目がゴールドの大人しい猫でした。


 はなちゃんはみーやんに怒られる度、ものすごくビクビクしていました……(><)




 ……なのですが、私が高校生になった時、冬に家族でハワイ旅行から帰ってきた後、みーやんに変化がありました!

 家族でハワイに行っている間は、父方の伯母さんがみーやんとはなちゃんのお世話をしてくれました。



 私たちが帰宅して、みーやんたちの様子を見てみると、とても驚きました。

 みーやんは、はなちゃんに怒ることがほとんど無くなった上、はなちゃんの顔をまたにペロペロとめていました。猫が他の猫をめるのは、『仲間』として迎えに入れられた証だそうですっ!!


 一方のはなちゃんも、みーやんに受け入れられたことを感じたのか、以前よりも落ち着いているようでした。



 私と両親は、本物の姉妹のようになったみーやんとはなちゃんを見て、ホッと胸をで下ろしました。




 みーやんとはなちゃんは、だいぶ前に亡くなりましたが、今となっては、ほのぼのとした大切な思い出です(*^▽^*)



〈おしまい〉


 最後まで読んで頂き、ありがとうございましたm(_ _)m

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