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人生観

作者: 羽柴悠人

人生について考えなければ,もっと楽に生きられたのかな。


人間関係を程よく築いていれば,もっと楽に生きられたのかな。


逝き方なんて考えなければ,もっと楽に生きられたのかな。


憎しみとか捨てられれば,もっと楽に生きられたのかな。


悲しみとか捨てられれば,もっと楽に生きられたのかな。


いじめなんて受けなければ,もっと楽に生きられたのかな。


殺意とか抱かなければ,もっと純粋な人になれたのかな。


今の僕は汚くて,醜くて,到底見れるようなものではなくて。


本とか,詩とかでたまたま手に入れた「綺麗な言葉」を適当に並べて。


そうやって「綺麗な自分」を演じてきただけなんだ。



---今,自分で作った「死への入り口」に首を通して,自由落下をすれば「綺麗な自分」になれるのかな。


そう思って僕は,ただ重力に従って落ちたんだ。

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