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魔法使いライトス

 ライトスはバートルや二つ年上で先輩魔法使いのディアドと共に、クインの村へと向かっていた。

 最近、近くの森に魔物が出没するようになったので退治してほしい、という依頼があったのだ。

 魔法使いになってじき一年になるライトス。すでに何度か魔物退治をこなしているものの、現地に到着するまでの時間はまだ緊張してしまう。それとなく父に言うと、場数だな、とあっさり言われた。要は慣れるしかない訳だ。

 村へ着き、村長から魔物が出没する地点を教えられ、乗って来た馬を預けて徒歩でそちらへ向かう。

 魔物と対峙する時も緊張するが、こうして見付けるまでの時間もかなり緊張する時間だ。魔物にどこから見られ、狙われているかわからないから気が抜けない。

 しかも、自分達が捜す魔物以外の存在、全然関係のない魔物やその周辺に棲む野生の獣が飛び出してくることもあるから、そうなると余計に大変なのである。

 だが、今回はその時間が短くて済んだ。森へ入って少しすると、今回の標的であろう魔物の方から出て来たのだ。

「ずいぶん親切な魔物だな。おかげで仕事が早く終われる」

 バートルは、魔物が現れたとわかるとすぐに自分達と魔物の周囲に結界を張った。透明の檻に自分達と魔物を閉じ込め、他へ逃げられないようにするためだ。

 魔法使い達の目の前に現れたのは、汚れたような暗い灰色の毛をしたうさぎに近い姿の魔物が一匹。大きさは普通のうさぎより一回り大きいくらいか。

 ただ、突き出た前歯は刃物のように鋭い。村人の話では、あの刃のような前歯でケガをさせられた人が数人いるということだった。

 放っておけば血の味を覚え、そのうち喰うことを目的にして村を襲うようになるかも知れない。

 今回は、そうならないための魔物退治である。事件が起き、重傷者や死亡者が出てからでは遅い。こうして自分から出て来るのは、すでに人間を獲物とみなしているためとも考えられるのだ。

「あとは任せたぞ」

 バートルはさっさと戦線離脱を告げる。後は若手二人でやれ、ということだ。引退にはまだ早いが、後進育成のための指導を買って出ているのである。

 任された二人は、改めて魔物を見据える。先手必勝とばかりに、ライトスが風の刃を放った。いくつかの刃がかすって魔物の毛が飛び散る。

 だが、致命傷どころかまともなケガを負わせることさえもできていない。

 魔物はその場から走り出すが、バートルが張った結界に(はば)まれてもんどり打った。そこへディアドが地面を隆起させる。土の槍が何本も地面から生え、魔物を貫こうとしたが、わずかのところで逃げられた。

「やっぱりそのままじゃダメか。まずは動きを止めないとな」

 野生の動物が素早いように、魔物も素早い。こうして現れたものの、相手が悪いと悟ったのか逃げようとする。結界内を走り回るしかできないが、その動きを止めなければ、いくら攻撃しても無駄になるだけだ。

「俺がやってみる」

 ディアドのつぶやきを聞いて、ライトスが土魔法の呪文を唱える。魔物がいる周囲の重力が強くなる魔法だ。魔物のみにピンポイントでかけるのではなく、割と広い範囲にかける魔法なので効果は得やすい。

 地面に貼り付くとまではいかなくても、魔物は思うように動けなくなって耳障りな鳴き声をあげる。走るどころか、歩くのがやっとなのだ。

「いいぞ、ライトス」

 魔物の動きが鈍ったのを認めると、ディアドがその上に氷の槍を落とす。緩慢な動きしかできなくなった魔物を仕留めるのに、時間はかからなかった。

 槍が魔物を貫いた後、その身体を凍らせたのは、万が一にも分裂なり何なりをして逃げたりしないようにするためだ。スライム系ではないが、念には念を入れて。

「よし、今日は順調だったな」

 前回の仕事では、今より大きい魔物を相手に少しばかり手こずったライトスとディアド。バートルに叱責されなかっただけ、二人はほっとする。

 魔物の死骸を処理し、三人は森を出て村へ戻った。

 村長の家で、残しておいた少量の毛を見せる。村長も(くだん)の魔物と確認したので、その毛もしっかり燃やして処理をした。

 これで完全な魔物退治となり、今回の任務は終了だ。

「森と村の境目付近に結界を張っておきました。今回退治した魔物の仲間がいたとしても、簡単には入って来ないはずです。何か予兆があれば、またすぐに呼んでください」

 バートルが説明すると、村長は何度も礼を言った。

「あの森は低級な魔物には棲みやすい場所のようで……。昔はこの村にも魔法使いがいて、結界を張って村を守ってくれたのですがね」

「そうでしたか。その魔法使いはどこに?」

「亡くなりました。十年前に……いや、もう少し前になりますか」

 魔法使いも人間なのだから、いつかは寿命が来る。だが、次を引き継ぐ魔法使いがいなければ、こうして魔物の被害に遭ってしまう村や小さな町が出て来るのだ。

 街にいる魔法使いに依頼が来て退治したとしても、それまでに被害が出るのはどうしようもない。

「レフィードは……ああ、その魔法使いですが、生きていればあなたより少し上の年代でしょう。一人娘がいなくなって、すっかり力を落としてしまって……」

「いなくなった、というのは、魔物にさらわれたということですか?」

「それは何とも」

 バートルの問いに、村長は困ったように首を振った。

「レフィードが少し留守をしている間に、娘はいなくなってしまいました。彼が結界を張っているから、魔物がさらったとは思えない。だが、彼が張った結界はあなた方が今回してくださったように、森と村との境目。森ではない場所から魔物が現れたのであれば、結界は何の効力もないとか」

「ええ、確かに。今回張った我々の結界は、森の奥に潜む魔物が村へ入れないように垣根の役目をするものです。別方向から来た魔物に対しては、何もできません」

 魔物がどこから来るかわからない、という場合であれば、村全体に結界を張る必要がある。この村に関して言えば、森から魔物が現れるということだったので、当時も今回も村と森の境目だけにしか結界はない。玄関の扉は閉めても、裏口から入って来る魔物に効果はないのだ。

 魔法使いの家や周辺で、魔物が現れたと言う村人はいなかった。だが、どうにかして人間の目を盗み、娘をさらったということはおおいに考えられる。

 もちろん、魔物以外がやった、という点も捨てられない。つまり、人間の仕業だということもある。

 悪いことに、その当時はクインの村周辺で人身売買の集団が商売をしている、という噂があった。その一味が親の留守中に子どもをさらった、ということも考えられるのだ。

 魔物の方はもちろん、レフィードはそちらの方面でも娘を捜した。だが、どちらも何の手がかりも見付からない。

 娘がいなくなったのが夜だったため、その子を見たとか怪しい影がうろついていたという目撃情報が一切なかったのだ。

 当時、娘はまだ五歳。母親は産後の肥立ちが悪く、一ヶ月もしないうちに亡くなった。遅くにできたということもあり、レフィードは母親の分の愛情まで注ぐかのように娘を溺愛していた。そんな何よりも愛しい娘が消えてしまう。

 娘がベッドに入ってからレフィードは出掛けたのだが、帰って来ると娘の姿はどこにもなかった。

 レフィードは半年の間、懸命に娘の行方を捜す。だが、何をしてもどうやっても、何一つ手がかりが得られない。着ていた服の切れ端すらも出てこなかった。

 収穫のなさに気落ちしたことと、それまでほぼ不眠不休で捜し回っていた疲れが一気に出たのか。

 秋になったある日、彼は倒れた。そのまま寝込んでしまい……。

「結局、今も娘は見付からないままです。もし魔物に喰われたとしても、それならたとえわずかでも骨か何かがあれば、(とむら)いの一つもしてやれるのですが」

 魔物ではなく、やはり人さらいが連れて行ったのかも知れない。だから、骨がどこからも見付からないのでは。だとすれば、まだ生きている可能性は残っている。連れて行かれた場所が、村から気の遠くなる程に離れていたとしても。

 それなのに、葬式をするのはためらわれた。もう十年以上の年月が経っているのに見付からないのなら、それはもう死んだも同じじゃないのか、と言う村人もいる。

 だが、レフィードが生きていたら、絶対に反対しただろう。そう思うから、村長も踏ん切りがつかないままでいるのだ。

「ああ、申し訳ない。話が別の方へ向いてしまった。今回の魔物退治、本当にありがとうございました」

 任務は無事に終了したものの、話を聞いたライトスの足取りは重かった。

「ああいう人、多いんだろ?」

 ライトスが尋ねると、バートルは小さく(うなず)く。

「退治した魔物の巣穴に人骨が転がっているのは、よくあることだ。それがどこの誰の骨かまでは我々にもわからない。だいたいが近くの村や町の人間だろうとは思うが、人間の住んでいる所から少し離れた魔物の巣穴にある人骨は調べようがないんだ。旅人のものだったりすることも多いからな。それが誰なのか、身元がわかれば運がいい方だ」

 亡くなった魔法使いも、魔物相手の仕事をしていればそういう「可能性」がある、ということはわかっていたはずだ。しかし、どうしてもそれを認めたくないのは、親として当然だろう。

「暗い顔するな、ライトス。オレ達はそういう人がこの先少しでも出ないようにすればいいんだ。って言うより、そうするしかないんだからな」

 ディアドに背中を叩かれ、妙に落ち込みかけたライトスの気持ちもそこで止まる。

 自分が落ち込んだからと言って、亡くなった人が戻る訳ではない。ディアドの言う通り、そういう人達が減るように力を尽くすしかないのだ。

☆☆☆

 こつこつと窓を叩く音がして、魔法書を読んでいたライトスは顔を上げてそちらを見た。音をたてた主に、目を見開く。

 そこにいたのは、見慣れた白い小鳥だった。

「え……俺?」

 ここはライトスの部屋だ。部屋にはライトス一人。どこを見ても、ここに自分以外の存在はない。

 それでも、つい周囲をきょろきょろと見回してしまった。

 ライトスは立ち上がって窓辺へ歩く。窓を開けると、外からガラスをこづいた白い鳥が怖がる素振りもなく、当然のように部屋の中へ入って来た。

 それまでライトスが読んでいた魔法書の横に降り立ち、理知的に思える黒い瞳がこちらを見ている。言葉はないが、こちらへ来いと言われているみたいだ。

 そこにいるのは、これまで父の元へ何度も現れている白い小鳥。妖精のパーティへの招待状を持つ小鳥である。

 バートル宛てにだろうか。でも、今までなら下の部屋に現れていた。本人がそこにいる時もあれば、ライトスや母のレイシアが気付いて自室にいるバートルを呼ぶこともある。バートルの部屋の窓はすぐそばに高い木があるために近付きにくいらしく、さっと入れる下の部屋を小鳥は選んでいるようだ。

 とにかく、小鳥の訪問の相手は間違いなく父だった。

 レイシアが留守ならともかく、母は下の部屋にちゃんといて、今は夕食の準備をしているはず。だから、バートルへの招待状ならいつものように下の部屋へ行けばいいのだ。そうすれば、レイシアが夫を呼ぶだろうから。もしくは、少々窓に近付きにくくても直接本人の部屋へ行けば済む。

 しかし、わざわざライトスの部屋に現れたということは……。

 期待と不安に胸を高鳴らせつつ、ライトスは小鳥の方へ近付く。緊張しすぎて、自分でも自分の動きが妙にぎこちなく感じた。

 ライトスがすぐそばまで来ると、小鳥は小さく一声鳴いて自分の羽の下にくちばしを突っ込む。次に顔を上げた時には、そのくちばしに自分の身体より大きな竜のうろこをくわえていた。これまで、何度も見たものだ。

 それをライトスに向ける。だが、それを見ても、ライトスはすぐに動けなかった。

「あの……俺が受け取っていいのか? 父さんじゃなく?」

 ライトスの言葉に、小鳥は首を縦にも横にも振らずこちらを見ているだけ。

 この小鳥はいつもそうだ。自分の任務をひたすら遂行するだけ。鳥なので表情も読めないし、渡す物を渡すべき相手に向ける以外、何もしない。妖精界からの使いなら話ができてもよさそうなものだが、言葉を発したのを聞いたことがなかった。一回か二回、短く鳴くだけだ。

 今はうろこをくわえているので鳴けないが、ライトスが呆然として何もしないのを見ていたら、早くしろと言わんばかりに鳴いているだろう。

 おもむろに手を伸ばし、ライトスは小鳥がくわえているうろこを受け取った。すると、小鳥は自分の仕事は終わったとでも言うように、その場から飛び立つ。入って来た窓から出ると、すぐに宙へと消えていった。

 ライトスは呆然となって、その姿を見送る。

 はっきり言って、今の流れはライトスにとって見慣れた光景だ。

 ただ、小鳥がこの美しい竜のうろこを渡す相手は父だった。ライトスがいくら手を出しても、受け取れなかった招待状。

 それが、今は確かに自分の手の中にある。

 初めて触れた竜のうろこは、思っていた以上に薄く、でも堅い。表面はつるつるしていて、切り出して加工した石のようにも思える。光を当てると、オパールのような輝きだ。

 見る(たび)に思っていたが、やはり美しい。軽く爪で弾いてみると、薄いグラスを弾いた時のような高く透明な音が鳴る。妖精界に存在するもののはずだが、これと言って魔法の気配は何も感じられない。

 だが、これはたった今、ライトスが小鳥から受け取った竜のうろこ。妖精が魔法使いに送る、妖精のパーティの招待状だ。

 手紙ではないので、宛名は書かれていない。だが、あの小鳥は渡す相手を絶対に間違えたりはしないのだ。

 これって……これって……妖精界へ行けるってことっ?

 遅ればせながら、強い衝撃がライトスの身体を走った。バートルにどれだけ頼んでも、これまで絶対に触れさせてもらえなかった竜のうろこが、今確かに自分の手の中にあるのだ。

 古典的とも言える頬をつねる行為をやってみたが、確かに痛い。夢ではないのだ。

「やった!」

 ライトスはうろこを持って自分の部屋を飛び出し、父の部屋へと駆け込む。……が、誰もいない。

「あ、そうか」

 部屋を出て、両親の寝室へ向かった。静かにノックして、扉を開ける。中を覗くと、父はちょうど窓を閉めているところだった。

「父さん、起きて平気なの?」

「ああ、もう熱は下がったからな」

 言いながら、バートルはゆっくりとベッドに腰掛けた。

「もしかして、小鳥が来てた?」

「見送ったところだ。しかし、よりによって今日とはな」

 バートルは、二日程前から風邪で熱があった。それでずっと休んでいたのだが、小鳥はそんな彼の元へも来ていたようだ。

 去年までは、バートルがどの部屋にいても関係なく下の部屋に現れていた小鳥。この家にいる魔法使いは彼一人だからだろう。

 だが、今は。

 ライトスも一人前の魔法使いとして活動するようになっている。なので、それぞれに招待状を持った小鳥が本人の前に現れたのだろう。

 自室ではなく、本人がいる寝室へしっかり来るのだから、あの小鳥の仕事ぶりには感心する。

「時期的にそろそろだとは思っていたんだがな。今回は辞退すると言ったら、すぐに戻って行ったよ」

「え、行かないの?」

 父の言葉に、ライトスは思わず聞き返していた。妖精のパーティと言えば、魔法使いなら誰もが望む大切な行事なのに。

「何でもないようで、あちらの世界へ行くにも実は体力がいるからな。残念だが、今回は欠席だ。魔法使い人生初だな」

 妖精のパーティは、春めいてきた今の時期に開かれる。だが、厳密にいつと決まっている訳ではない。小鳥が招待状を持って現れる日がはっきりわからないから、魔法使い側も体調やスケジュールをしっかり整えておかなくては、ということになる。

 しかし、人間の体調がそう予定通りになるはずもなく……今年はバートルの具合の悪い時に招待状が届いてしまった。

 一年に一度しか、招待状は来ない。小鳥が現れても、招待された魔法使いライトスが受け取らなければそれまで。受け取ってもその日のうちにしか招かれないので、放っておけば招待状は消えるのだ。記念に残しておいたり、来年分として取っておくことはできない。

 招待状は仕事で出向いた先でも、小鳥さえ来てくれれば受け取ることはできる。あの小鳥はどこにいてもちゃんと現れて、招待状を渡してくれるのだ。

 しかし、仕事内容によっては、たとえ妖精界にいるのが数時間であっても、持ち場を離れることが無理な場合がある。そういう時は、泣く泣くあきらめるしかないのだ。

「あのさ……」

 ライトスは、自分が受け取った招待状となる竜のうろこを父に見せた。

「ほう、お前のところにも来たか。ちゃんと妖精に認められたということだな。よかったじゃないか」

「うん……」

 ライトスが一人前の魔法使いとして仕事をするようになって、もうすぐ一年。正直なところ、こんなに早く招待状がもらえるとは思ってもいなかった。

 ベテラン魔法使いしか招待されない、とは聞いていなかったが、こうして招待状を手にするとやはり「まさか」という気分である。

 改めて、招待される基準は何だろうと不思議になるのだが、今は素直に喜んでおくことにした。

「父さんが行かないってことは、俺一人だろ。不安だな」

「何を今更。親の目を盗んでこっそり忍び込んだのは、どこの誰だ」

 それを言われると、苦笑するしかない。もう十年前の話になるのだ。

 あの時は、父が開いた扉の隙間からこっそり入り込んだ。今日はそんなことをせずに堂々と入れる。

「行ったら何かをしなければならない、ということはないんだ。今日は魔法使いとしての目で、しっかり妖精界を見て来い」

「わかった」

 父の言葉に、ライトスは笑みを浮かべて(うなず)いた。

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