想い
いつもより更に短いです。
<夕也side>
藍莉とのラッキースケベとも言えるハプニングから二日が経った。あの事故についてたまに、藍莉に揶揄われること以外は変わらず楽しく過ごしている。
俺は、この一週間で藍莉のことが好きなんだと確信した。
……たったの一週間と言われても仕方がないと思うし、実際に一目惚れ__おそらくだが__から始まったのだから否定もしづらい。けれど、俺は彼女と一緒に過ごしたこの一週間でもう一度惚れたのだ。だから、この感情は勘違いだとは思わないし,言わせもしない。
「だから…………藍莉に告白しよう。断られても、彼女の心に残れるように……」
<夕也side out>
<藍莉side>
あの事故|《私の不注意》から二日。表面上は気にしていないかのように、夕也を揶揄っているが上手くごまかせているのだろうか。
この、恥ずかしさともう一つの大きな感情……おそらく恋だ。夕也に早く会いたいと……一緒にいたいと想い,彼を求めてしまっている私がいる。まさか、こんなにも感情に振り回される日が来るなんて思いもしなかった。
「けれど私は…………。考えるのは止めましょう。今はこの夢のようなひと時をしっかり楽しまないと」
<藍莉side out>
想いは重なる
気持ちは巡る
願いは……
あぁ……繋げよう。伝えよう。この気持ちを………………
そろそろクライマックスです。
どうぞ楽しみに!