君との約束
大丈夫
大丈夫だから
きっとまた
あなたに逢いにいく
君の
散り際の約束
僕は
懐疑心のかたまり
そんなことあるか
次なんか来ない
そんなものあてにするより
今をあきらめるなよ
ごめんね
ごめんなさい
でも 心配しないで
きっと守るから
約束するから
君の散り際の約束
僕は黙って聞いて
返せない誓いの声
頷くことさえできない
きっと大丈夫
きっとまた
あなたに逢って
何度でも
あなたに恋をする
君は
いつも強くて
それは
僕にはなくて
だから惹かれた
冷えて
硬くなっていく手のひら
涸れたはずの涙が
幾筋も頰を伝って
それをただ濡らしていた
あれから
数えきれないほど
日と月が
昇っては沈んで
花が咲いて
木の葉が散って
あれから
何も変わらない僕は
それでも
君の約束だけ
捨てずに
胸に仕舞ってある
君の声が聞こえたら
僕から迎えにいこう
きっと分かるだろう
君との約束があるから




