01話:説明受けたら閉店間際になっちゃった。
~あらすじ~
あやめちゃんに踏まれたいの会に行った。
「さぁいくぞ!」
入ったら会員登録しなければならなかった
「こんにちは。会員登録ですか?」
会員登録とか必要なのか。
だろうと思ったけど、一応やっておくか。
「はい。」
「こちらの紙に記入してください。」
「めんどくせぇけどやるか...」
あやめちゃんに踏まれたいの会
登録証
名前:板隙 大輔
学年 2-A組
MS:M
入った目的:踏まれたかったから。
踏まれて怪我をしたり、なんらかのトラブルを起こしても責任をとりません。それでもよろしい方は下にはいと記入してください。
はい。
MS歴:4年
「できましたよー」
「ありがとうございます」
「あら。最近有名な板隙さんですか。楽しんでいってくださいね。」
「はぁ...」
「それでは、ご説明いたします。」
「ご覧のとおり3つの道に分かれてますが、1つ1つ説明させていただきます。」
「向かって左側。これはあやめちゃんに鞭で叩かれたい人です。」
「え?踏まれるだけじゃないんですか?」
「前は踏まれるだけでしたが、人が多すぎて...」
「そうなんだ」
「そして中央は踏まれたい人ようです。一番人気です。」
「さいごに右。これは暴言を言われたい人用です。」
「3つの道に関してはよろしいですか?」
「はい」
思ってよりすごいな...
人いっぱいいるし。
そうだ。あやめちゃんって3人いるわけじゃないからどうやって3つやるんだろう。
「あの、すいません」
「なんですか?」
「あやめちゃんって一人しかいないのにどうやって3つ同時にやってるんですか?」
「いえ。3つ同時にはやっていません。時間帯によって変わります。
追加で説明させていただきますと、終わるのは16時となっており、あやめ様の体調が悪くなった場合は休業という形にしていただきます。」
そうなんだ。
あの人休んだことないって聞いたけど、とりあえずこういうの用意してあるのか..
「わかりました。あとで時間確認しておきます。」
時間確認。大切。
「あ、そうだ。もうひとつ説明させていただきます。」
まだなんかあるのか...
はやく踏まれたい
「災害時や緊急時は非常口をお使いください。」
「また、万が一倒れてしまった場合は、ドクダーがいますのでご安心を。」
「あとは、もし緊急時になった場合にわかると思います」
緊急時にわかると思いますって...緊急時あんのかよ。
「退会は、なされたい時に申し出てくれれば大丈夫です。」
「そしてもし2ヶ月利用できなかった場合は、強制的に会員は無効になりますので、お気をつけてください。」
「それでは、説明をおわります。お疲れ様でした。」
もう15時30じゃねえかよ。踏まれたかったのに。
まぁ明日に回すか
時間だけ確認しておこう
時間表
開店:10時
鞭:10時~12時
暴言:13時~14時30
踏む:15時から15時50分
やはり踏むは短いな。人が多いからか。
最初は鞭からやってみるか。
今日はもう帰ろう。明日は土曜日だ。どっかでかけるかー...




