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プラス17  作者: teruteru
3/5

第3話 始まり

桜も咲き散ってきたころ、春休みが終わった。

今日から学校が始まる。今まで、夜遊びしすぎて朝がつらい。

面倒くさい。それ以上に由香と会うことが嫌だ。

あれこれ考えていたら、「早く起きないと遅刻よ〜!」と母の声。

時計を見たら8時を過ぎていた。あ〜〜!初日から遅刻しちゃうよ。

急いで制服に着替え、漫画のようにパンを口にはさみ、

「おはよ〜!いってきま〜す。」と騒がしく登校した。

「朝っぱらから忙しいやつだな。」と父。

「あなたはもっと忙しいほど働いてほしいけどね。」と言う母に、父は何も言えなかった。



汗をダラダラ流して教室のドアを開けた。

は〜、ぎりぎりセーフ!

と、思ったらすぐ近くに由香がいた。

「ふふっ♪おはよ。汗すごいよ。」

クスっと笑って、挨拶してきた。

「お、おはよ。」

裾で汗を拭いながら挨拶を返した。

チャイムが鳴ったと同時に、担任の今関先生が入ってきた。

2年になって新しい席の場所に座ると、隣の席の浩志が、ニヤけながら話しかけてきた。

「おいおい、思ったより普通じゃん。もっと修羅場が見れると思ったぜ。シカトされたりさぁ。」と小声で。

「僕もびっくりした!」

でも正直、無視された方が楽だったかも・・・

前のように友達っぽく接する自信がない。ってか、何で由香はそんな普通に話せるんだよ。

「何か怒ってたのが馬鹿らしかった気がしてきた。」

「やっぱりお前の方がガキだったんだよ。」

「うるせぇ〜〜〜〜!!」と、勢いで言ってしまった。

「田崎、うるさい!」と、初日から今関先生に怒られてしまった。

「すいません。」

みんなに笑われてる中で、ひときわ目立つ、「うはは〜♪」と高笑いしている浩志に、一発鉄拳を見舞ってやった。

由香もクスクスと笑っていた。



その後も、いつも話しかけてくる由香。

そして、ぎこちない対応しか出来ない僕がいた。

あと、影で見ている浩志たちの笑い声・・・


読んでくださってありがとうございます+。:.゜ヽ(*´∀`)ノ゜.:。+

もしよろしければ感動などちょこっと書いてもらえると嬉しいです。

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