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会話が多くて読みづらいかも・・・。

「で、君達、彼氏は?」

「エー、彼が居たら、こんなトコいませんよ!いたら当然、デートで忙しいし。」

と言う岡崎 美津子、通称ミッちゃんが答えるのを、何故にこうなった?!と美晴は必死に思い出そうとしながら聞いていた。


自己紹介を終えた後は普通に打ち合わせをしていたはず・・・。

それが誰かが『お腹が空いた』って言い出して、いつの間にか食事に行こうって・・・で、何でコンパみたいになってるかな・・・。


「美晴ちゃん食べてる?」

「あ、ハイ、頂いてます。」

「で、どうなの美晴ちゃんは彼氏?」

の声に待ってましたとばかりに

「おらん訳無いやろー!」

と一斉に声が上がる。イヤ、それ、居ませんケドって言いにくいし・・・。

そんなに居るように見えるかなぁ・・と考えていると

「で、誰か居るの?」

真ん前に座っていた鈴本さんが顔を覗き込んで来たので、慌てて頭を逸らす。

「クハッ。その様子じゃ見た目ほどは男慣れはしてないみたいだね」

と言いながら微笑んだ。

「その様子ってどういう意味ですか?」

「ウン、分からないなら良いよ。また今度までの宿題にしておくから、考えておいて。彼が居ないのも分かったし、また飲み会なんかがあれば誘うよ。 連絡先交換しておこうか?」

当然のように言われ、イヤです!って言いたい気持はあったが、見掛け倒しで押しに弱い美晴は

「ハイ・・・」

とだけ答えて、赤外線で連絡先を交換した。

「俺も彼女は居ないから、誰か良い人が居たら紹介宜しくね。」

と又 優しく微笑む鈴本に胡散臭さを拭い切れないままに相槌だけは返した。



「ハァ、何かとんでも無いような物に首を突っ込んだ気分・・・」

あの後 しばらくして解散となった。

食事代を出そうとしても頑として受取ってくれなかった男性スタッフ達に差し入れでもするべきか・・と考えていた頃、風邪から復帰した恭子から誘われてショッピングに出掛けた。

久しぶりのショッピングで散財して、のんびりとお茶しながら恭子が話す旧友の話を聞くのは楽しかった。


結婚して子供が居る子、既に離婚した子、中には亡くなった友人もいて、驚いたりしながらも私は?と考えてしまう自分がいた。

このまま一生独身なんて事は考えたくない!

やっぱり一度は結婚して、子供も・・・という考えが浮かんだ。

仕事の事がはっきりとした最近では母も何かと煩くなって来ている。

夕べもそうだった。

「もう、娘の年が言いにくくなったわ。

それに結婚もまだで、彼氏も居ないなんて!せっかくキレイに産んであげたって言うのに! お父さんもしっかりと娘を宣伝して来てよ! 家には結婚してない年頃の娘が2人も居るンだから!」

に始まって、

「やっぱり1度は嫁に行って貰わないと!帰って来るのは良いとしても・・・」等と言い出す始末。

そりゃ、私だって好きな人も欲しいし、結婚もしたいとは思うケド・・・。

なんて言おう物なら即刻見合い写真でも持ってきそうな母親に言い返すのは逆効果と判断して、沈黙を貫いた。

父親は苦笑しながら

「美晴も考えてるさ。周りがどうこう言う問題でも無い。

これから沢山の人に出会って、美晴に似合った人を選べば良いから」

「そうそう!仕事もやっと目処が立ったし、そっちはこれから頑張るから!!」

父に感謝の目配せをしながら慌てて言った私を信用出来ない!と言うような目で見ながらも、母はやっと解放してくれたのだった。



「美晴!チョット、聞いてる?」

「エッ、ゴメン。ボーとしてたみたい・・、何だっけ?」

「ホンットに相変わらずだねぇ。見た目だけは隙の無い、バリバリのやり手に見えるのに・・・。損してるような、得してるような・・・」

大きなため息を吐きながら、呆れたように話す恭ちゃんに反論も出来ずに小さくなるしかない私。


「例のスタッフ連中から美晴の仕事に付いて聞かれてるって言ったの!医療系って言っただけだったから、余計な興味を引いたみたい。みんな私のオカンの事も知ってるからね。ハッキリ言えば良かったかなぁ」

「別にどちらでも良いよ・・・。でも、私の仕事なんて聞いてどうしたいンだろうね?」

「美晴、あんた、それマジで言ってる?!」

「ヘッ?」と恭子の言葉に彼女を見ると

「もういい。言うだけ無駄だったよ」

そう言うと恭子は大きなため息を吐きながらうな垂れた。


何かおかしな事言った?!と考えていると、トントンとカフェのガラスを叩く岩木と鈴本の姿があった。

岩木が何か言っているのは分かったが、何を言ってるかは聞き取れない。

「聞こえない!!」と大きな手振りで言う恭子に2人はOKサインを出して、カフェに入って来た。


「何、良い年した女2人が? 誰かデートするようなヤローは居ないのか?」

「そっくりそのままお返しさせて頂きます。」

と返す美晴と恭子に

「アホか、デカイ声で恥ずかしい・・・」

と岩木の後頭部を叩いた鈴本 紘也が‘ごめんね’と声に出さずに2人に謝る。


「買い物?何か良い物買えた?」

と美晴に尋ねる紘也に

「良いかどうかは分かりませんが、沢山お金を使ったのは事実ですね。お2人は?」

「今日は岩木に泣き付かれて、人生相談をチョットね・・」

「ブッ、オイ!!」

勝手に恭子の水を飲んでいた岩木が焦って咳き込むのを何事かと見つめる美晴と

「キッタナァー!!」と言いながらも、岩木の背を叩く恭子。

鈴本が

「2人に聞いて貰えば・・・?」と岩木を促して、聞いた内容にみんなして身につまされる様な気になるとは考えてもいなかった。







人に読んで貰うのが初めてで、ペースも何も分かって無いので申し訳ありません。

少しづつ上達できれば良いなぁと思ってます。

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