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誤字脱字が多く、改稿が出来てません。

読みづらくて、申し訳ないです。

R15になるかと思います。線引きが難しいです。


もうっ、もう限界! 抱きしめるなら、せめて顔は胸元とかにしてよ・・・。


あれからも、何とかして鈴本の腕の中から脱出しようと試みて、その度に強く抱き返されていた美晴と鈴本との距離は今や数ミリ!


もう!! ホンマに何なんよー!

ウガーッと叫びだしそうな美晴だった。


こうなりゃっと、開き直った美晴は、目を瞑ったまま自分を抱きしめる鈴本の顔を見ていた。

男の人にしてはキメの整った、彫りの深い鈴本の顔。

下唇にホクロがあるのを知った。

フーン、童顔でも、ヒゲはやっぱり生えるのか・・・等と考えて、鈴本に触れてみたい衝動に駆られるが、生憎と腕は抱きしめられていて、動かせそうに無い。


お互いの吐息が感じられる距離で、ホンマに何の拷問か・・・?!

・・・私からキス・・するべき?

イヤイヤ、まだ、私には無理・・・。

レベルが高すぎる。


今の状態からの現実逃避を図りたい美晴は、そんな事を悶々と考えていた。

ふいにチュっと鼻に触れる物があった。

鈴本が美晴の鼻先にキスをしたのだった。


「なっ?!すずも・・ンッ、グ」


慌てて言う美晴の唇を鈴本が塞ぐように、その唇で覆った。

鈴本は美晴の唇の感触を味わうようにキスをし、最後に下唇を吸うようにして、音をたてて離れた。


「眉間にシワ寄ってた!抱きしめられて、どうしていいか分からなかった?」


タヌキか?! タヌキ寝入りしてたのかー?!

何と言って良いかも分からずに、口をパクパクさせるだけの美晴に、追い討ちをかけるように鈴本が言った。


「キスしてくれるのを待ってたのに、美晴は一向にしてくれそうにに無いし。

笑いを堪えるのも、美晴に触れないのも、そろそろ俺も我慢の限界だしね」


そう言ってニッコリ笑った鈴本の笑顔は、‘胡散臭い’と美晴に思わすような、黒!

周りには‘爽やか’と形容されそうな微笑も、美晴には黒い笑顔にしか見えなかった。



片手で美晴の両手を取ったと思ったら、まだ、驚いて考えが付いていけてない美晴に覆いかぶさるようにキスをする。

一瞬、そのキスの勢いに飲み込まれそうになった美晴だったが、ココが家族連れもいる公園である事を思い出した。


「ンーッ!ンーッ!!」


唇を覆う鈴本のせいで、言葉にはならない。

しかし、何とか、鈴本に握られている腕を何とか引く抜こうと頑張るが、鈴本の美晴よりも高い体温を感じさせる舌が、美晴の反応を引き出そうとするかのように口の中を動きまわる。

舌の付け根を刺激されると、何とも言いがたい感覚が全身に広がるのを覚えた。


美晴の両手を握っていた鈴本の左手は、美晴の抵抗が弱まったのを確信してか、手首を撫でるような動きに変わっている。


ダ、ダメ・・・。

このままじゃ・・・。


鈴本のキスは巧みなんだと思う。

見た目ほど、経験豊かでは無い美晴では比べる対象が少なすぎるが、周囲の状況を忘れさせ、思考を奪い取られるようなキスは初めてだった。


こういう場面ではいつも、何処かで、冷めた自分を自覚していた。

周囲から、又はキスしている相手から、この状況をどう思われているか・・?と考えずにはいられなかった。

でも、今は・・・。

飲み込まれるー。 鈴本のキスに意識、感覚の全てが、持って行かれるーーー。



ビクッとキスされたままの美晴の体が大きく揺れた。

鈴本の手が美晴の胸に触れて来たからだ。

その手は決してオズオズという感じでは無くて、我が物顔に美晴の胸に触れている。


鈴本の手が美晴の張りのある大きな胸を下から支えるかのように持ち上げて、胸の重みを楽しんでいる。

フニフニと美晴の大きな胸は鈴本の手で揉まれ、面白いように形を変える。

真昼間の健全であるべき公園で、付き合い初めたばかりの相手にキスされて、胸を揉まれている。

とんでもないと思うし、普段の自分からは想像も出来ないと思う。

それなのに抵抗出来ない。


不意に鈴本の唇が離れ、肩で息をして、声も出せないでいる美晴を愛しげに見つめる。


「可愛いなぁ・・・」


とつぶやいた鈴本が又 顔を寄せて来るのを見て、慌てて言った。


「ま、待って! お願い!!」


「無理!!」


そう告げた鈴本は美晴の胸の先端を正確に弾いた。


「ヒャッ 」


咄嗟に体を捻って、胸を隠そうとした美晴を正面から抱き込む。

そして、美晴の目を真っ直ぐに見つめ、鈴本から目を反らせる事を許さない。


「好きだ・・・!」


そして、又 美晴の全てを奪い取るような口付けをはじめたー。




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