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【モブ武将】松下嘉兵衛は、木下藤吉郎を手放さない!~おこぼれの小大名で終わりたくないので、三英傑を手玉に取ってビッグになろうと思います!  作者: 冬華
第1章 遠江・旅立ち編

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【第1章終了時】主な登場人物一覧(1555年1月)

【松下家】

松下之綱(19)

通称・嘉兵衛。令和の時代から転生した元・高校教師。剣道六段、柔道三段、あと簿記2級の資格を有す。


亡き父・長則に仕えていた藤吉郎こと、のちの豊臣秀吉を手放さずに歴史を改変。

ただし、その結果、本来受け継ぐべきであった松下家の家督と頭蛇寺城主の地位、それに婚約者を弟・則綱に奪われてしまった。


その後、井伊家に仕官して、文官として財政改革や殖産興業で成果を上げて、勘定奉行に抜擢されるも、今度は今川家に売り飛ばされてしまった。


井伊直盛の娘・おとわと婚約中である。



おとわ(19)

井伊谷城主・井伊直盛の一人娘。史実では、のちに女城主となった『井伊直虎』である。

しかし、嘉兵衛と出会ったことにより、運命が変わり……その婚約者となる。



木下藤吉郎(19)

史実の天下人・豊臣秀吉。

本来であれば、松下家を辞して信長に仕えていたはずだが、嘉兵衛に仕え続ける事になった。

なお、洗濯板を開発し、瀬戸屋を介して販売を開始した。



島清興(16)

史実では、『三成に過ぎたる者』と呼ばれた関ヶ原の名将。

伊東一刀斎の紹介で、嘉兵衛に仕える。



あかね(17)

気賀の商人・瀬戸方久の妹。藤吉郎との縁を繋ぐために、兄の命令でおとわの侍女となり、駿府へ同行する事になった。



【井伊家】

井伊直盛(40)

井伊家当主。通称・信濃守。

おとわの父として、嘉兵衛の前に立ちはだかったが敗れ、二人の仲を認めた。

また、餞別として嘉兵衛に井伊家代々の家宝『左文字』の刀を譲った。



千賀(38)

直盛の妻にしておとわの母。



井伊直平(77)

ご隠居様。直盛の祖父でおとわの曾祖父。直親の帰国を喜んだ。



井伊直親(20)

通称・次郎、あるいは肥後守。信濃より帰国して、従兄である直盛の養子となった。

嘉兵衛と小野政次の勧めに応じて、おとわとの婚約を破棄して、奥山家のひよと結婚した。

なお、香織という妾との間に儲けた高瀬という娘がいる。



ひよ(22)

井伊家家老・奥山朝利の娘。

引間城の若殿、飯尾連龍の愛人であったが、縁を切って直親の妻となる。



小野政次(21)

井伊家家老・小野政直の嫡男。通称・但馬守。父の死により、家督を相続。勘定方の家老として、嘉兵衛の上司となった。



お奈津(20)

井伊家家老・奥山朝利の娘でひよの妹。政次と親密になりつつある。



南渓瑞聞(50)

井伊直平の子。出家して龍潭寺の住職となる。

嘉兵衛を『龍の卵』に例えて、その危険性を説き、直親の復帰と引換えに今川家へ売りつける事に成功した。



傑山(25)

南渓和尚の弟子。槍の名手。



瀬戸方久(31)

気賀の商人。井伊谷の材木、澄酒の取引で嘉兵衛との縁を結ぶ。

ただ、藤吉郎の才を見抜き、妹をおとわの侍女に送り込むなど、そちらとの縁も結ぼうとしている。



【今川家】

朝比奈泰能(59)

今川家宿老。通称・備中守。遠江国掛川城主。

井伊谷にて嘉兵衛の才能を評価して、その後ろ盾となる事を約束した。



朝比奈泰朝(18)

泰能の嫡男。通称・左京。今川家の次世代を担う若武者。

父に従い井伊谷に赴き、そこで嘉兵衛と縁を結んだ。



伊東一刀斎(31)

諸国に名が知れた剣豪。嘉兵衛に説得されて、今川家の客将となる。



太原雪斎(60)

今川家の軍師。「黒衣の宰相」と称される。

嘉兵衛の見定めを泰能に依頼した。



松平竹千代(14)

のちの徳川家康。雪斎の弟子となり、勉学に励んでいる。



孕石元泰(23)

今川家家臣。嘉兵衛の家督相続を阻んだ男。



飯尾乗連(52)

遠江国引間城主。通称・豊前守。

嘉兵衛の主であったが、孕石の要求に屈して追放した。



飯尾連龍(24)

乗連の嫡子。通称・善四郎。妻は今川義元の養女・田鶴(鵜殿長持の娘)

追放された嘉兵衛に同情して、餞別金と仕官先の世話をした一方で、愛人を清算する手伝いを依頼した。



松下連昌(40)

嘉兵衛の親族。通称・石見守。

嘉兵衛が追放されると知るや、娘・寿との婚約破棄を通達した。



松下則綱(16)

嘉兵衛の弟。通称・源左衛門。

追放された兄に代わって、松下家の家督と頭蛇寺城、それに婚約者を得たが……。


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