【第3章終了時】主な登場人物一覧(1558年8月)
【松下家】
松下元綱(22)
通称・嘉兵衛、受領名は大蔵少輔。令和の時代から転生した元・高校教師。剣道六段、柔道三段、あと簿記2級の資格を有す。
井伊家の勘定奉行職を経て、今川家に仕官。馬廻衆指南役補佐官から勘定奉行に昇進して、駿府町奉行を兼務。寿桂尼の秘密を暴いてこれを追い落とすと、惣目付に就任。上洛戦の軍師となる事が決まった。
また、無人斎と共に京に赴いては、将軍家と三好家の和睦を仲介した。
なお、私生活では、井伊直盛の娘・おとわを正室に迎えて、一女・あずさを儲けたが、松永久秀に嵌められてその娘・綾を側室に迎えた。
おとわ(22)
井伊谷城主・井伊直盛の一人娘。史実では、のちに女城主となった『井伊直虎』である。
しかし、嘉兵衛と出会ったことにより、運命が変わり……その正室となる。
長女・あずさを出産し、現在また第二子を妊娠中。
綾(18)
松永久秀の娘。特別室でバニーガールに扮して嘉兵衛と関係を持ち、そのまま側室となる。
前世で高級ホテルの料理長だった父より、未来の料理を一通り教えられる。
木下藤吉郎(22)
史実の天下人・豊臣秀吉。
本来であれば、松下家を辞して信長に仕えていたはずだが、嘉兵衛に仕え続ける事になった。
振られてばかりの人生に自棄になって、運命の人は西にいるという占い師(果心)の言葉を信じて、邪魔者(寿桂尼)を排除しようと画策した。
勘定奉行所を孕石に引き渡す際に、集めていた脱税記録を全て破棄した。
島清興(19)
通称・左近。史実では、『三成に過ぎたる者』と呼ばれた関ヶ原の名将。伊東一刀斎の紹介で、嘉兵衛に仕える。
妻は瀬戸方久の娘・あかね。大和の継母に命を狙われた事から、嘉兵衛と共に上洛。松永久秀に協力する事で、過去の因縁を断ち切った。
あかねと恋仲になり、藤吉郎から略奪し、結婚した。
あかね(20)
気賀の商人・瀬戸方久の妹。藤吉郎との縁を繋ぐために、兄の命令でおとわの侍女となり、駿府へ同行する事になった。
しかし、顔の良い左近と恋に落ち、兄の意に反して左近の妻となった。
石川五右衛門(22)
秀吉の幼馴染。松下家が駿府に移るにあたって誘われて、専属の忍びとして活動する。
本多正信(21)
藤吉郎と並ぶ嘉兵衛の片腕。嘉兵衛が駿府町奉行を拝命してからは、奉行代理として戸籍づくりを始めとした諸事を仕切った。
鈴(25)
元・飯尾連龍の愛人であり、源左衛門の妻となった女。子を儲けたが、源左衛門が戦死した事により、息子・仙千代共々、嘉兵衛の庇護を受ける事になった。
なお、藤吉郎と再婚しようと試みるも拒まれたため、断念した。
松下清景(14)
松下連昌の長男。通称・源太郎。父の命令により、嘉兵衛に小姓として仕える。
榊原康政、真田昌幸と共に嘉兵衛の供をして上洛した。
榊原康政(11)
通称・小平太。嘉兵衛の下で小姓として仕え、供をして上洛を果たした。
真田昌幸(12)
武田家家臣。通称・源五郎。三条の方の命令で、嘉兵衛を監視するために駿府に滞在中。供をして上洛を果たした。
なお、三条の方の侍女と婚約している。
次郎吉(?)
飛加藤という名で知られている忍び。武田晴信が大切にしていた古今集を盗んで駿府に逃げた事から、命を狙われることになった。
嘉兵衛の手配で庭師の次郎吉という名で戸籍を取得。以降は嘉兵衛の協力者となる。
千代女(17)
甲斐出身のくノ一。飛加藤捜索の任を受けて駿府にやってきた。
嘉兵衛が武田家に赴き、話を着けた後は、次郎吉の下に身を寄せる。但し、藤吉郎に誤解されたが、次郎吉とは夫婦でも恋仲でもない。
柳生宗厳(32)
通称・新左衛門。筒井家に仕えて松永久秀の大和進出を阻止しようとしたが、敗北。嘉兵衛の家臣となり、島家の領地を治める代官となった。
【井伊家】
井伊直盛(43)
井伊家当主。通称・信濃守。
おとわの父として、嘉兵衛の前に立ちはだかったが敗れ、二人の仲を認めた。
また、餞別として嘉兵衛に井伊家代々の家宝『左文字』の刀を譲った。
嘉兵衛に頼まれて、おとわに側室を持つことの大切さを千賀と共に説いた。
千賀(41)
直盛の妻にしておとわの母。
自分の事は棚に上げて、おとわに側室を持つことの大切さを説いた。
井伊直平(80)
ご隠居様。直盛の祖父でおとわの曾祖父。井伊谷にて静かに暮らしている。
井伊直親(23)
通称・次郎、あるいは肥後守。信濃より帰国して、従兄である直盛の養子となった。
嘉兵衛と小野政次の勧めに応じて、おとわとの婚約を破棄して、奥山家のひよと結婚した。
なお、香織という妾との間に儲けた高瀬という娘がいる。
ひよ(25)
井伊家家老・奥山朝利の娘。
引間城の若殿、飯尾連龍の愛人であったが、縁を切って直親の妻となる。
小野政次(24)
井伊家家老・小野政直の嫡男。通称・但馬守。父の死により、家督を相続。
父同様に、井伊家の家老に昇進。
お奈津(23)
井伊家家老・奥山朝利の娘でひよの妹。政次の妻となる。
南渓瑞聞(53)
井伊直平の子。出家して龍潭寺の住職となる。
嘉兵衛を『龍の卵』に例えて、その危険性を説き、直親の復帰と引換えに今川家へ売りつける事に成功した。
現在は厄介ごとから解放されて、静かに暮らしている。
傑山(28)
南渓和尚の弟子。槍の名手。
瀬戸方久(34)
気賀の商人。井伊谷の材木、澄酒の取引で嘉兵衛との縁を結ぶ。
ただ、藤吉郎の才を見抜き、妹をおとわの侍女に送り込むなど、そちらとの縁も結ぼうとしたが、失敗した。
また、嘉兵衛が考案したコスプレグッズを松永久秀に販売した。
【今川家】
今川義元(40)
今川家当主。公家や武家ではなく、高僧のような雰囲気を持つ男。
雪斎亡き後、今川家の実権を手にするために嘉兵衛を利用。母・寿桂尼を失脚に追い込んだ。
なお、上洛戦に専念するため、家督を氏真に譲り、三河・岡崎城に移ることを表明した。
今川氏真(21)
今川家の世子。北条氏康の娘と婚約中だが、相手は幼子であるため婚礼はまだ先の模様。そのため、嘉兵衛の後ろ盾になる事を口実に、寿を側室に迎えた。
寿(19)
松下連昌の娘で、嘉兵衛の元婚約者。嘉兵衛の義理の妹となって、氏真の側室となる。
武田信虎(65)
甲斐武田家の前当主。国を追われて、今は婿である今川義元の客となっているが、虎視眈々と復帰を窺う。
そして、その手段として嘉兵衛と手を組んだ。
朝比奈泰朝(21)
泰能の嫡男。通称・備中守。今川家の次世代を担う若武者。
父・泰能の死後、朝比奈家の家督を継承し、今川家の重臣に列し、上洛戦の大将に任じられた。
三浦氏員(35)
朝比奈家と並ぶ譜代の名門・三浦家の当主。通称・上野介。
上洛戦に際しては駿河に留まり、新当主・氏真の補佐を託された。
伊東一刀斎(34)
諸国に名が知れた剣豪。嘉兵衛に説得されて、今川家の馬廻衆指南役として客将となる。
松平元康(17)
のちの徳川家康。通称・次郎三郎。雪斎の弟子となり、勉学に励んでいたが、嘉兵衛の上洛計画に感化されて、以降「兄貴」と慕う。
岡崎城を今川家に譲る代わりに、安祥城と周辺5万石を与えられた。
孕石元泰(26)
今川家家臣。嘉兵衛の家督相続を阻んだ男。
松平家の屋敷とは隣り合わせのため、何かと揉めていたが……瀬名の水銀入り味噌汁によって撃退された。
寿桂尼の失脚後、嘉兵衛の後任として勘定奉行に就任した。
飯尾乗連(55)
遠江国引間城主。通称・豊前守。
嘉兵衛の主であったが、孕石の要求に屈して追放した。
飯尾連龍(27)
乗連の嫡子。通称・善四郎。妻は今川義元の養女・田鶴(鵜殿長持の娘)。
追放された嘉兵衛に同情して、餞別金と仕官先の世話をした一方で、愛人を清算する手伝いを依頼した。
松下連昌(43)
嘉兵衛の親族。通称・石見守。
娘・寿が氏真の側室になったことで、頭蛇寺城の城主となる。
【その他】
武田晴信(38)
甲斐・信濃の守護大名。従五位下大膳大夫兼信濃守。
春日源助から貰ったラブレターを保管していた古今集を飛加藤に盗まれたことをきっかけに、秘密を知った嘉兵衛を殺そうとした。
しかし、妻にバレてしまい、自分の可愛がっていた真田源五郎を駿府に送る事に……。
三条の方(38)
武田晴信の正室。本名は千鶴。実父・三条公頼はすでに山口で死去したが、妹が石山本願寺の顕如に嫁いでいて、その影響力から晴信は頭が上がらない。
無人斎から晴信と春日源助が未だに通じ合っていることを聞かされて激怒。夫を懲らしめるために協力し、結果として嘉兵衛を救うことになった。
真田幸隆(46)
武田晴信の家臣。通称・弾正。
真田の忍びを束ねており、諜報部門のトップの座を望月盛時と競い合い、勝利した。
望月盛時(55)
武田晴信の家臣。通称・遠江守。
千代女を始めとする忍び集団を束ねて、晴信の信濃進出を支えたが、飛加藤の一件でしくじったことにより、隠居を言い渡された。
足利義輝(23)
足利幕府第13代将軍。従四位下・参議兼左近衛中将。
六角家の支援を受けて、京を奪回すべく三好家と争うも劣勢のまま、嘉兵衛と出会った。このままでは幕府が滅びると知らされて、三好長慶と和睦を結んだ。
三好長慶(37)
三好家当主。従四位下・筑前守。畿内・四国で8カ国を支配する事実上の天下人。
将軍・義輝と長年にわたって争ったが、嘉兵衛の仲介により和睦。その際、幕府執事に任じられた。
松永久秀(51)
三好長慶の家臣。通称・弾正。
嘉兵衛とは異なる歴史の先から転生してきた男で、スペインの植民地になる未来を回避するため、細川晴元を追い落とすことに力を注いだ。
なお、前世では高級ホテルの料理長であったが、ホテルに宿泊していた首相を狙った爆破テロに巻き込まれて死亡した模様。




