宝石戯言
くじらよ。
保と悠太の話。
あの二人
パートナーシップを取った。
結婚パーティーもした。
料理はわたしがプロデュースしたの。
幸せそうな二人。
何より驚いたのは、
悠太が泣いていたこと。
保が号泣かと思ったのに。
みんな笑っちゃった。
きっと幸せってこうね。
私はアーニーとは
恋人でいい。
様々な選択肢が増えるのは、
ありがたいけど、
責任も伴うわ。
保が浮気したら
引っ叩こう。
契約を甘く見ないでね。
パーティーは19人
私の店で行われた。
悠太と保のご両親は
本当に理解がある。
ちょっと嫉妬しちゃう。
プライド月間ね。
私はもう悩まないけど、
自分自身を愛するために、
自分自身を表現してみて。
特に若い子は負けんなよ。
くじらの戯言。
でも宝石のようでしょ。