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6.堅気から一番遠い人
後日。
私は事務室で書類作成をしていました。
因みに八助丸の女はというと……。
実は先ほどからずっと私の肩を揉んでいます。
あの事件をきっかけに彼女は私の舎弟……じゃなかった、友達! そう、お友達になりました。
「なあ咲?」
ふと社長が尋ねます。
「どうしました?」
「俺は決して堅気な商売はしてねえと思ってるけどさ、実は堅気からほど遠いのってお前じゃね? っていうかこれ天職なんじゃねーの?」
「え!? か弱いJKに向かって何を言ってるんですか! もう、八助丸さん出張案件ですよー」
「うわ怖っ、でも僕も社長と同意見」
「もう、やめて下さいよ。ヒカルさんまでー、人聞きの悪い」
このアルバイト、やっぱりちょっと楽しいかもしれません。




