6/6
第6話:泥海の異端者
やっとここまで来た、ついにアジトのあるエリアを特定できた。ほんの2000キロメートル四方まで絞り込めた。
協力してくれる部族を動員すれば、数日中にアジトを特定できるだろう。
特定したアジトに、協力者と共に攻め込んだ。幸い味方に死者は出なかったが、重い後遺症の残る重症者が多数出てしまった。
大量のメイロウと加工済みのメロリンが押収され、今は回収の船が降りてくるのを待っている。
連合警察だけじゃなく、連合軍も動員され組織の拠点を一斉に急襲している時間だ。後輩のアーサーもどこかの拠点の急襲に参加していることだろう。
これでメロリン被害は、これ以上拡大しないはずだが。悪の組織の資金源はほかにもある。
「俺たちの戦いはこれからだ!」Fin
タカマガハラを舞台に繰り広げられる連作短編は続きます。