第1話:見捨てられた星
「デューン:砂の惑星」のオマージュっぽい作品?
でもあまり内容は関係ないw
「泥印」一面に泥海に覆われた泥の惑星における冒険劇。
人類が地球を飛び立ち宇宙に広がり早数世紀。
初期に移民された苛烈な環境の惑星からの再移民もひと段落した時代。
人がかろうじて生きられる環境なのに再移民を拒む惑星もある程度存在する。
移民から数世紀、彼らにとってかけがえのない故郷にすでになっているからだ。
そして移民を拒んだ惑星の一つである「泥印」
酸素濃度25%、窒素をメインとする1気圧の大気
水が豊富で植生も豊。
この惑星が苛烈な環境とみなされるのは水が豊富すぎ
湿度が常に飽和しているため大地がすべて泥に覆われているせいである。
木の根が絡み合ってできた大陸に人はしがみつくように生き。
泥舟と言われる、泥海用の船でコミュニケーションを取っている。
メタル・グラスを問わず通信ケーブルは1年持たず腐食。
電磁波は樹海に阻まれ都市間の連絡はすべて泥舟による直接連絡しかない。
赤道上に設置された唯一の宇宙港を維持するのが精いっぱいなのに文明退化が起きず。
最低限の文明を維持し続けているこの惑星に、交易目的以外の来訪者はごくまれにしか訪れない。
主要輸出品は医薬原料、高級天然繊維。
主要輸入品は医薬品、機械部品。
そんな過疎地である「泥印」に、中央連邦から大規模使節団が訪れるとの連絡がきた。