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核動力自己成長型生物兵器乙型羅号は制御できない。  作者: 嘘つきな猫
第2章 旅立ちと成長
22/22

似て非なる者

久しぶりの投稿です。



その後も釣れども釣れどもシーラカンはヒットしなかったが、大量の海竜や怪魚達が爆釣し続けた。


「餌が悪いんですかね?やっぱりアイツを…」

「駄目だからな!モー牛は餌につかうなよ!」

「おっ、牛の鳴き声とウシを掛けたんですね…5点」

「掛けてない!それに点数もつけるな!」


コアラとウィズが揉めている中、ウシは焚き火にあたり身体を温めていた。


そんな、楽しげに騒ぐウィズ達に静かに近づく影が1つ。


「釣れてますか?」

「ボチボチです……??」


どこかで似た様な相手が釣竿1つ担いでウィズに話しかけてきた。


「どうもどうも。胸がザワついていた原因はあなたでしたか」

「お前こそ、こんな所に何しに来た」


コアラはその相手を警戒する。


「その方が乙型が選んだ相手ですか?」

「まだまだ未熟だけど見どころはあるだろ」

「そうですね…。道のり長しって感じですけどあなたが好みそうなタイプですね」


「こんにちは。その相手はコアラの…仲間なのか?」

「仲間?面白い事をおっしゃいますね。あなたは乙型羅号から何も聞いていないのですか?」

「黙れ。それ以上口を開くなら顔半分削ぐぞ」


コアラから今まで感じた事のない威圧感を発した。


「おー怖い怖い。私はただ釣りに来ただけなのに」


釣り針にバケツの中に入っていた大きめの蜥蜴を付け水面に向かって竿を振ると、餌はかなり遠くまで勢いよく飛んだ。


「自己紹介が遅れてすみません。私の名は核動力自己成長型殲滅兵器暫型甲号…ですけど。名前が長いのでセンザンコウと呼ばれてます。今後とも宜しくお願いします」

「殲滅兵器…センザンコウ」


「ついでに聞くが問題を起こして居るのはやっぱりお前だったのか」

「問題?解決の間違いでは?」

「どちらも似た様なもんだろ」

「確かに」

「俺以外の相手とも会った事があるのか?」

「コモド、ゴライアス、ニシキなら遥か500年前から活動してるみたいですよ。会ったことはないですけど」

「…」

「まさかとは思いますが…我々の目的を忘れた訳ではないですよね?」

「さーな」


コアラが顔をしかめた。


「そんな怖い顔しないで下さいよ。私はまだ目覚めて数年しか経っていないので、こうやってのんびり釣りを楽し見ながら英気を養っているだけですがいい方の目星も付いたのでボチボチ始める予定ですけど」


センザンコウの竿がピクリと反応した。


「それではお先にっ!」


センザンコウは竿に立てると釣り糸がピンっと張り詰めセンザンコウとは逆方向に走り出した。


センザンコウも竿を自分の方に寄せて魚を逃がすつもりはない。


センザンコウも足を踏ん張るがジリジリと水辺の方に引き寄せられていく。


「意外や意外…」

「大丈夫かっ!?」


センザンコウの背を掴んだのはウィズ。


「助けてくれるんですか?」

「当たり前だろ!」

「あなたは…優し方だ。…今後苦労しますよ」

「苦労なら…コアラが来てから毎日してます!ほらっ!ちゃんと竿を立てて!」

「それじゃもう少しお力を借りてよろしいですか??」

「何を手伝えと!」

「力をほんの少しお借りします。では竿を宜しくお願いします」


センザンコウは持っていた竿をウィズに手渡し右腕に抱きついた。


この感触…ウィズは知っている。

センザンコウが淡く紫色に光る。


「それでは準備出来たので少し本気をお見せしましょう」


センザンコウの身体が黒く変色していくにつれ巨大化した。

鱗も大きくそして硬くなりはっきりと見てわかるほど顔つきが変化していく。


「殲滅兵器斬型甲号…。動力を確認。状態変化…殲滅モードに移行…移行を確認。正常に移行完了。…殲滅開始します」


センザンコウの肩にはいつの間にか2本の大砲、そして背中にある全ての鱗が次々開いていく。

鱗の下には玉の様な物で埋め尽くされていた。


「標的…捕捉完了。ファイヤ」


大砲から数多の閃光が打ち出され鱗の下にあった玉が全て大煙を上げながら空に飛んでいきそして轟音と共に釣り糸の先目掛けて煙を吹き飛ばして向かって行く。


「着弾まで…3…2…1…0」


カウントダウンが0になった時、水柱が生まれそこを中心に水辺が吹き飛ぶ。


「おぉっおおおおおおっーーーー」


ウィズは爆風で吹き飛ばされたが辛うじて木の枝にしがみつく。


「やり過ぎ」

「久しぶりだったので気合い入れ過ぎましたね」


センザンコウはいつの間にか元の小さなサイズ戻りコアラと何かを話していたがウィズにその内容は聞こえてはいなかった。


「よければコレどうぞ」


センザンコウは釣り糸をたぐり胴体に大きな穴と所々吹き飛ばされ骨が見えている辛うじて魚だとわかる物をウィズに差し出す。


「それじゃ。またお会いしましょう」


センザンコウはテクテク歩きウィズ達の前から姿を消した。


「この魚?って…シーラカン?」

「でしょうね」

「もらったけど…こんなの持ってけるかな?」

「ウシは…今回は頑張ってくれたし仕方ないので私が持って帰りますよ。さっ日が暮れる前に帰りますよ!」


コアラはテキパキ帰り支度をする。

釣り上げた海竜、怪魚はいつの間にか片付けられそしてシーラカンの姿も消えていた。


ウシも焚き火で充分体温を回復したようで元気な姿でウィズの隣にいた。


ウィズはウシの背に、コアラはウィズの左腕に抱きつきアンブラバーに帰る。


その帰り道での事。


「そう言えばセンザンコウだっけ?彼みたいにコアラも殲滅モードみたいな進化って出来るの?」

「勿論できますよ。彼らに出来て私に出来ない事は殆ど無いですから」

「ならコアラも大きく怖い感じなのか?」

「多少大きくなりますがあんなに姿が変わりはしなかったと思いますけど」

「今度見せてよ!」

「お断りします」


コアラはキッパリ断った。


「ケチ」

「ウィズ様が瀕死のピンチな時にでもお見せしますよ」

「それはそれで見たいけど俺の命が危ないので見れない事を祈るよ…」


「ですね」

「あと…俺に秘密にして」

「おっ!そろそろ街に着きますね」


ウィズの会話をコアラが切る。


「その話はおいおいにしておきましょう。今は今晩の晩ご飯を何にするかが先決です!な、ウシ!」

「そですね!私としては出来れば…穀物類だと嬉しいですけど!」

「ならパンにシチューなんてどうでしょ?」

「いいね!今日は水浴びたり、吹き飛ばされたりで身体が冷えてしまったから暖かい物にしよーか」


「「賛成ー!」」


コアラとウシは声を揃えて叫ぶ。

話を流されたウィズはその内容を気にしながらもコアラに無理に聞こうとわしなかった。

しかし、この時聞いておけばよかったと後になって思うのだった。


「牛の名前がウシになってるけどなんで?」

「名前つけた方がいいと言ったのはウィズ様では?」

「えっ?名前だったの?」

「ウシが名前以外のなんだというのですか?」

「まぁ…そうだけど」

「ウシはウシでいいのか?」


ウィズが牛に確認をとる。


「どんな呼び方であれお2人からいただけるのであればなんでもかまいません」

「そ、そうか…。でも流石にウシは…」

「ならなんて呼べばいいのですか?」

「そんなの突然言われても」

「とりあえず街に着く前には決めといて下さいよ」

「そんなに早く!?もう街は目の前じゃないか!」


ウィズは考える。


「なら…ギューモ?」

「マジですかウィズ様?」

「何が?変だった?」

「変も変で…ネーミングセンス皆無ですが、今後はギューモとしましょう」

「ありがとうございます!」


ウシあらためデーモンカウの名前がギューモに決定した。


「さっ、ギルド集会所に寄ってお金を受け取りに行ったらご飯にしましょう!!」


















だいぶ投稿までに月日が経過してしまいました。

おやつ時に食べながらでも。


Twitterに投稿日等あげてるのでよければ宜しくお願いします。


小説家になろう Mor I


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