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核動力自己成長型生物兵器乙型羅号は制御できない。  作者: 嘘つきな猫
第2章 旅立ちと成長
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ドラゴンスレイヤー

お久しぶりです!


ドラゴンの大きな口から激しく燃える火炎の波がコアラを襲う。

コアラは両腕を広げ炎を全身で浴びる。

激しく燃え上がる炎の中いるコアラは全く動かなかった。


《…体温の上昇を確認。…原因究明を開始…原因発見…対処開始…完了》


《高熱への耐性を獲得》


再びコアラが動き出す。

「これがドラゴンの炎ですか。思っていたよりも熱いですがこれで問題は解消しましたし、炎には水がいいかな?」


水の壁がコアラの前に現れ火炎を防ぎもの凄い量の水蒸気が発生し辺りに充満した。


そのまま突っ込んできたドラゴンは半歩先も見えないほどの大量の水蒸気の中でようやく足を止める。

しかし、コアラの姿はどこにも見当たらなかった。

コアラはどこに行ったのか。

ドラゴンは周りが見えない事とコアラを見失った事で手当たり次第に火炎を吐き続ける。

そんなドラゴンを高い木の枝から見下ろす影が1つ。


当然その影の正体はコアラだった。


「この時点でのドラゴンの経験値は美味しい。とりあえず身動き出来ない状態の瀕死まで追い詰めてウィズ様にトドメを刺してもらうとしましょう…後、牛にもおすそ分けしてやるか。コイツを連れて来たの牛だしな。それじゃ、とぅっ!」


木から飛び降りドラゴンの右前足の骨を砕き片膝を折らせ、次に喉を蹴り上げ数本の牙が空中に舞った。


「あっ…ドラゴンの牙は使い道が沢山あるから砕くのは勿体無いですね」


素早く砕けた牙をコアラは回収し飲み込んだ。


「味は…埃っぽい流木みたいな味なので美味しくはないですけど…ボリボリ、バリバリ。砕けた牙だけでも中々の燃料になりますね…バリバリ、ボリボリ」


打撃での攻撃をやめ右手の鋭い爪をむき出しにするとその爪をドラゴンの喉元めがけ右手を振り抜く。


「んー。やはりこの程度の攻撃では傷すらつかないみたいですね。それなら」


爪を引っ込め左手に水を圧縮し高速で飛ばすと圧縮された水は薄く、三日月型に形を変えドラゴンの喉元に食い込んで消えた。


「さすが最古の魔物の1種。もう少し出力を上げる必要はありそうですね」


「コアラ!大丈夫か!?」

「えっ!?」


何故かウィズが牛と共にコアラのもとに戻ってきた。


「何しにきたのですか?ウィズ様?それに牛も」

「お前が心配だから戻って来たに決まってるだろ!」

「はぁー。さようですか。牛、お前にはウィズ様を連れて逃げろと言っただろ。命令を3歩歩いて忘れたのですか?」

「しかし、ウィズ様がどうしても戻れと…。ウィズ様の命令は絶対なので…」

「そこはウィズ様の利益を考え行動しなさい!命令は絶対ではあるけれど。いいですか、ウィズ様本人が間違った命令を出す場合を考慮して何が最適なのか自分で判断し、時にはウィズ様の為に命令を拒否する決断も必要なのです」

「申し訳ない…」

「牛は俺の頼みを聞いてくれただけ、それになんだその溜息は!」

「荷物が増えたなと」

「これでもお前に十分鍛えられてきたんだから少しは役にたってみせるって」

「蟻とドラゴンでは実力差にすると向こうの山のさらに奥の洞窟の地下の水脈の根元から6歩歩いたくらいの差がありますけどね」

「細かいな…そして思ったより随分差があるんだな…」

「相手の実力を見極めるのも大事な事なのでそれをそこでしっかり見ていてください。決して手出しはしないように!」

「…わかった。でもピンチの時は言ってくれよ」

「そうですね。考えておきますよ」


ウィズは不満げに返事をした。


ドラゴンはコアラが後ろを振り向いている隙に背後から噛み付いた。

コアラはヒラリと身を交わし逆にドラゴンの尻尾側に回り込んだ。


「誇り高きドラゴン種が不意打ちですか。まぁーこの程度の下の下では知性もたいしてないでしょうけど。でもやはり再生能力が高い種族ですね」


先程切り裂いた喉元の傷は殆ど治りかけている。


「それはそれで使い道があるから好都合なんですけど。あんまり時間をかけ過ぎるとウィズ様の特訓の時間が短くなるので申し訳ありませんがそろそろ我々の糧となってもらいますか」


コアラはドラゴンの尻尾を掴むとドラゴンを大きく振り回して始める。


「せいやっ!!」


勢いに任せて振り回しそのままドラゴンを真上に放り投げる。

そして落ちてきたドラゴンにむかってコアラは跳んだ。

頭部をがっちりと掴み自分の身体を捻ると同時にドラゴンの首も一緒に捻る。

捻られた首は1740度回転し皮膚がネジ切れ、かろうじて骨だけで繋がっている状態になっていた。

そん状態の首に繋がっている頭をコアラは蝶々なく地面に叩きつける。


叩きつけられたドラゴンの首の骨は砕ける音が離れていたウィズと牛にも聞こえてきた。


首をブランッブランッさせた状態でもドラゴンは立ち上がった。


「怖っ!」

「…………」


ドラゴンは咆哮の1つもあげずゆっくりとただコアラのもとに歩みを進める。


「これでもまだ死なないとはその生への執着はさすがとしか言えません。でもこれくらいで丁度いいでしょう。ウィズ様!さっ!トドメを!あっ、牛もコイツに最大火力の突進してウィズ様をサポートしてあげなさい」


「お任せ下さい!ウィズ様行きますよ!」

「えっ!?えっ!?」


牛はウィズを拾い上げると背中に乗せ全力で走り出す。

細い神経の糸だけで繋がっている首を目掛けて。

ウィズも慌てて剣を抜き構えた。


牛の突進に合わせウィズは飛び上がり上段から剣をドラゴンの首目掛けて振り下ろした。

切れ味抜群の剣はドラゴンの首の骨を半分まで切れ込みを入れたところで止まる。


「硬っ!!ってコアラ!?」

「仕方ないのでお手伝いしますよ」


コアラはウィズの止まった剣を蹴飛ばし無理やりドラゴンの首を切り落とした。


頭部は切り落とされてからもしばらくは口を開け閉めしていたが眼から光が消えるととうとう動かなくなった。

胴体も頭部を失ってもなお暴れていたがコアラが両足の骨を砕いた事でようやく動きを止め大量の血を首から噴き出し続けたことによりその場は血の池のように真っ赤に地面を染めた。


「美味しい。これは予想外に美味しい収穫でした」


コアラはすかさず懐から紙を取り出しニヤニヤしながら記入していたがいつもの事なのでウィズは何も言わずにその作業が終わるのを待った。


「さて、それではドラゴンからも素材を回収させてもらいましょうかね」


コアラはドラゴンの解体に取り掛かる。


頭部から眼と角。

牙や舌を剥ぎ取り更には皮も綺麗に剥いだ。

胴体からは巨大な魔石に爪に沢山の竜燐を1枚1枚剥ぎ取っていく。


「これが1枚しかない逆鱗ってやつですね」


一際目立つ大きな竜燐を剥ぎ取り満足そうにほくそ笑むコアラ。


「後は肉と骨ですね。肉を絞って竜血は使えるのでこれは頂いて、余った肉はウィズ様と牛にでもくわせときましょう。骨の半分は保存して半分は私の…バリバリバリバリボリッ」


解体作業が終わると大きなドラゴンの死体はカラッカラの巨大な肉の塊となった。


「さて、ご飯にしますか」

「今の光景みたせいか、あまり食欲が…」

「私もー」

「だらしない。とりあえず食事の準備ができるまでは休憩にします」


コアラは蛇柄の前掛けをすると残されたドラゴンの肉を料理し始めた。


「さっ!できましたよ。ウィズ様沢山あるので遠慮せず召し上がって下さい。牛もこれを食べて元気出しなさい。多少は恩恵に預かることができるでしょう。後この血も飲んでおいて下さい」


「血をのむんですか!?本気ですか!?」

「魔物分際で血ごときでグダグダ言ってるところしますよ」

「いえ、すみません…」

「まったく。さっ!ウィズ様も」

「俺も血を飲むの!?」

「人間が竜血何て飲んだら全身の血管が爆発して身体が木っ端微塵になるにきまってるじょないですか。早く馬鹿なこと言ってないでたべますよ」


ウィズはホッと胸を撫で下ろしたのだった。

皆さまお元気でしたか?笑

1ヶ月ぶりです!

サボってすみません!


嘘つきな猫です。


色々忙しくしてまして投稿遅れました。

これからも気長によろしくお願いします!笑

評価感想よろしくお願いします!

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