神様との交渉
さてさて、頑張ったと言うか妄想全開回です
外交交渉と同じころ、伊勢神宮にて
三つの組織の連名で報告を受けた佐藤は伊勢神宮に飛んでいった。そして、ある人物(?)に会った。
「…えっと〜この方は?」
佐藤は目の前にいる平安以前感のある服装をした女性を見て、その後ろに立っている神職に尋ねる。
「え、えぇと…その…このお方は…オオヒルメ、と名乗っておられます…」
「オ、オオヒルメ?どなたですか?」
すると佐藤の前に座っている女性が口を開く。
「どなたとは失礼な、あなたも知っているはずですよ?そうですね…わかりやすい名を名乗るならばアマテラス、と名乗りましょうか…」
流石にこの答えに佐藤は椅子から転げ落ちそうになる。
「なっ、はっ?ふぁっ?!ちょっ、ちょっと待ってくだい!なら何か?この方は神様だ、と?」
「そうなりますね。」
オオヒルメはあっさり肯定する。
「(はぁ…次から次へと面倒事が…)」
「面倒事を増やしてすいませんね〜」
突然オオヒルメが佐藤の心を読んだので佐藤は驚く。
「なっ、心を読まないでくださいよ…というかどうやって…まぁいいでしょう。ではオオヒルメ様、何故こんなところに?」
やっと本題に入れる、と一瞬安堵の表情を見せるとすぐに神妙な面持ちで話し始める。
「実は…あなた方も薄々お判りかと思うのですが…あなた方は異世界に転移してしまいました。」
「なるほど、まぁ想定はしていました。原因は依然として不明なのですけどね…」
それを聞いて、オオヒルメは目を右へ左へと泳いでいく。そしてまたバツの悪そうに話し始める。
「えぇと…その…そのことなのですが…まぁ、はい。私がやりました。」
「「「へ?」」」
これには周りの神職、佐藤のボディーガードも思わず声を上げてしまった。
だが佐藤はすぐに我に返って話を続ける。
「で、ではオオヒルメ様が我々を飛ばしてしまった?ということは戻せるのでは?」
まぁ普通に考えれば当然のことを佐藤はオオヒルメに尋ねる。が、返って来たのは期待外れな答えだった。
「申し訳ないわ…それはできません…」
「わかりました。仕方ありませんね。」
「へ?」
今度はオオヒルメが素っ頓狂な声を上げた。
「な、なぜです?怒らぬのですか?妾の手違いでこんな目に…」
「そうかもしれません。ですが起こったことです。ましてや神様がしたこと、それを咎めることはできませんよ。」
佐藤はオオヒルメに微笑みながら答え、オオヒルメもそれに対して諦めた顔で答えた。
「ありがとうございます。お詫びと言ってはなんだけど、越後沖合に資源があるわ。あと、蝦夷地、生野などの鉱山資源もね。かなりの量になってるはずよ。」
「!…わかりました。後で確認しておきます。」
「えぇ、お願い。では妾は戻ります。と言っても、あなた方人の子から妾が認識できなくなるだけど。」
「いえ、こちらこそ、本日はありがとうございました。」
佐藤がオオヒルメに礼を言うと、すぅっとオオヒルメの存在が消えていった。そしてそれを見届け終えると同時に、外交交渉の成功の報が佐藤の耳に入るのだった。
妄想を全開にして書きました。心なしか、どころかめちゃめちゃオオヒルメをフランク口調にしました。えぇ、えぇ。そうです。稚拙でしょ?中身ないでしょ?だって…某御用人の様に書けるわけないでしょ!…はい、すいません。次回も頑張ります
あと、友人の小説で「日本国異世界奮闘記」もよろしくお願いします!
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