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もう一人の本の所持者

 鷹水産の授業は午前中に一般教科があり午後らは実習という形が多い。午前中の教科が終わると昼食になるが寮生は食堂で食べるのである。青山が食事が終わると教室にも戻ることにした。午後の授業は水産高校ならではの実習である。今回の実習は体験航海である。体験航海では実習船に乗り航海をするというものである。生徒たち初めての航海でそれぞれではしゃいでいた。その中に一人だけ周りとは関わらずに本を読む女の子がいた。青山と目が合う彼女はこちらを見て微笑んでいた。青山はそれに一瞬だけドキッとしてしまった。青山らクラスの実習は無事に終了した。がする

 青山は実習が終わると手紙との指示どうりに行くことにした。実習室は4階にある。青山は4階まで階段を上がる。4階の実習室に着くとドアをノックした。ノックをすると女の子で「どうぞ」という声がする。青山はドアを開けることにした。

ドアを開けるとそこには一人の女の子がいた。青山はこの子に身を見覚えがある。実習船の中にいた、女の子だ。青山は教室に入ろうとした。だが、転んでしまう。いや、これはトラップだ。青山がころんでいると女子が笑いながらこちらに話してくる。

?「ごめん、ごめんね、まさかこんなにも引っかかるなんて思わなかったよ。許してね」

と彼女は話を続けた。

?「あ、はじめまして、私の名前は黒金巫女です。よろしくね青山君、早速で悪いのだけど見してくれないあの本?」

青山は確信した。この子はあの本を知っている。いや、本を持っているのか? 青山は質問した。

青山「君は持っているのかい「我々の罪」という本を?」

黒金「ええ、持っているわ、あなたと同じく本でしょ? それよりも話が長くなりそうだから座って話さない?」

と彼女は提案してきた。この二人の出会いがこの再び事件の歯車を戻すことになるとはこの時は知らなった。

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