第2話 謎の仙人の正体は!!
「はい……ではこの状況の説明をして頂いて良いでしょうか」
相変わらずニコニコしている自称、仙人に話を聞くべく気を取り直して話かけてみる。
「よかろう、まずはここは何処だと言うことの回答じゃが、ここは天界と現世の境目、お主達の言うところの三途の川に当たる場所じゃよ」
わーぉ……またとんでもない回答が返ってきたよ……ある程度は予想していたけど考える事と実際に聞くとではかなり違っている。これは凹むわぁ……。
だけどこの老人の登場からおかしな感じだったので、これも冗談の可能性がある。
逆に何故僕はこの老人の言う事をこんなにもすんなり信じようとしているのか……。
うん、嘘だ……絶対に嘘だ‼。
「思考停止しているところ悪いんじゃが、話を進めていいかの?」
おっと‥自問自答している間に結構な時間が立っていたようだ。
老人になると気が長くなると言うがあまり待たせるものじゃない、ここは嘘の体で気を取り直して話を聞こう。
「またまたご冗談を……ここがそんな場所なはずが無いですよ。っと言うか仙人さんの正体が分からないんだから信じられるわけ無いじゃないですか‼」
「まぁ確かに……冗談を言って悪かったの」
きたよこれ‼ やっぱり冗談だったじゃないか。
「そろそろ本題に入りたいしの、わしは通りすがりの仙人じゃなく、創造神ザナドゥと言うものじゃ。ついでに言うとこの場所が三途の川じゃと言う話は本当じゃよ。」
そっち‼ また凄いのきましたよ‼ って言うか否定して欲しいところはついでですか‼‼ ……いやいや、それより仙人じゃないことはわかってたよ‼‼ って仙人じゃなくて神様‼‼‼。
やめてぇ……僕のライフはもぉ0だよぉ……。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。