2敗目 神の部屋
気がつけば何もない白い部屋にいた。
「ここはどこだ?」
周りを見渡すがどこも白い壁が広がっている。
龍牙は立ち上がり歩き始めた。
だがあることを思い出し、立ち止まった。
「俺、死ななかったっけ?」
するとどこからか声が聞こえてきた。
「死んだよ~。」
なんだこの声は。
俺は声のする方へ進んだ。
するとそこには大きな机と椅子がおいてあり、そこにスーツ姿の男性が一人座っていた。
「だれだ?」
するとその男は、立ち上がりそばに寄ってきた。
「僕はね、神様だよ。」
???なにをいってんだろう?頭がおかしいのか
「その顔は信じてないだろ?」
これで信じるほうがばかだ。
シン シンシン
「僕は、世界を創った神様の神・神神でーす。気軽に神ってよんでね。」
なんて名前だ。ネーミングセンスが無さすぎる。
「で、神様俺は死んだのか?」
気になっていたことを聞いてみる。
「死んだよ~。道路に飛び出た子どもを助けて代わりに引かれる。感動したよwww」
やっぱり死んだのか。なにが感動しただよ。
思いっきり笑ってんじゃないかよ。
「じゃあなんで俺はこんなところにいるんだ?死んだなら天国とかに行くんじゃないのか?」
すると神は、説明を始めた。
「まずここは、僕の仕事部屋なんだ。ここから、世界の全てを監視してるんだ。そして君にはやってもらいたいことがある。だからここへ呼んだんだ。」
ここは神様の部屋なのか。でもなんのために呼ばれたんだ?
「それでなにをすればいいんだ?あとなぜ俺なんだ?」
すると、神はしかめっ面をして言った。
「そんなに質問しないでくれよ、順番ってものがあるんだから。細かいことはおいおい話すよ。それじゃあ、異世界で勇者として頑張って!」
うん?いま異世界って言ったか?
どういうことだ。
「お、おい!もう少し詳しく説明しろよ!」
「いってらっしゃーい」
神は手のひらをこちらに向けてそう言った。
すると手のひらが光始めた。
そして俺はその光に飲み込まれていった。
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龍牙がいなくなった部屋で神は椅子に座った。
「やっと勇者をあの世界に送れたよ。もう僕では魔王を止めることはできない。勇者の素質をもったあの少年に頑張ってもらわないと。勇者として目覚めるだろうか?
だが自分の力でやらなければ勇者の力は目覚めない。どうなることやら。」
神は独り言を言いながらまた手のひらをだし
そして光の中に消えていった。
まだ2話なので誤字脱字多いかもしれませんが
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