春2
俺はとうとう中学生になった、どうやら俺の担任は上田という男性らしい。どうやら新任なんだそうだ。顔つきは厳格な顔で薬指を見たところ指輪は無いが謎の後が着いていた、こんな厳格そうな顔をした先生でも昔はやんちゃをしていたそうだ、こんなやつに女がいるとは到底考えにくい。今日からこの男を毎朝見る羽目になるのかと思うと少し憂鬱だ。
クラスメイトは何十人といるが覚えられる自身はほぼないと言えるだろう。
制服を崩したけしからん女や、髪の毛をワックスで固め先生の指摘を無視する*ヤンチー少年など多種多様な生徒が沢山だ。担任は節穴なのか視力が悪いのか、はたまた日和っているのかは不明だが彼らの服装について言及はなかった。
ここを学び舎にし、俺らは将来の為に勉強をするのだろう。
一度学校でやることは終わったのだそうだ、明日は教科書の配布、授業でやること、身体測定などがあるそうだ、俺としては早く授業に入りたいという気持ちでいっぱいだった、まだ桜の木は人に見せたがりきりでいた。
そうして俺は体育祭について考える余裕のあるほど日にちが進んだ、種目は選抜メンバーリレー、五色綱引き、
大玉転がしの計3種目らしい。
どうやら身体測定を参照するんだそうだ、俺は中の下程の運動神経だが力には人一倍自信があるので五色綱引きをする事にした。
学校のヤンチー少年少女たちは身だしなみに気を使って五色綱引きを嫌がっていた、学校内でしっかりと身だしなみを気にしながら生活のできる模範生達の多いクラスみたいだ。
そうした結果ヤンチー少年少女たちの殆どは選抜リレーと大玉転がしに流れていってしまった、そうして倍率に負けてしまったヤンチー少年少女達は不機嫌そうであった。クラスの勝敗よりも先輩に見てもらいたい薄情者共の集まりなので勿論作戦よりも談笑が当然多かった。
いくら言っても無駄だと思って俺はヤンチー少年少女とは違って人を選ばず他人に対して言葉を選べる所謂陽キャという人々と話すことにした。
「この中で最も足の速い人間は誰だ」
と聞いたら
「谷原君が1番早いよ」
と優しく受け答えてくれた、それ以降も話し合いや討論を親身、真剣にしてくれた。ヤンチー少年少女よりも遥かに使い物になる人材だ、他の二種目が不安に思えるほど心に余裕ができた。彼は俺なんかよりも遥かに賢い人間だ、こんな人間を模範にしたいと心の底から思える。
そんなこんなでヤンチー少年少女達を置き去りにし作戦をびっしりと組んだのでほかの視察に行こうと言う話になった。
案の定であった。
どうせ他のクラスも同じ惨状になっていると信じて俺や彼等も談笑をして現実から逃げることにして今日の学校生活に区切りをつけるのであった。
*ヤンチー少年とはヤンキーチー牛少年という彼が考えた造語のことである
この主人公の喋り方は文字したような言葉だが、この世界ではそんな人間がいてもおかしくないものだとする。




