表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/13

東北旅行②

 白虎隊の少年達の史実を、記念館の資料を見ながら心に刻み、虎之介は会津若松を後にした。今度はタクシーではなく、電車を使って郡山に戻ると、初日の宿は仙台に決めた。

 馬上少年過ぐ

 世平らかにして白髪多し

 残躯天の許すところ

 楽しまずんばこれいかん

 仙台といえば、伊達政宗。伊達政宗の詩を読むと、「おもしろき こともなき世を おもしろく」という長州藩士の高杉晋作の辞世の句も思い出される。そんな二人の英雄に思いを馳せながら、宿泊するビジネスホテルの近くの居酒屋で、牛タンに舌鼓を打ち、夕食を済ませた。

 翌朝、日本三景のひとつ、松島へ出掛けた。遊覧船に乗り、松島の絶景を眺めた。海に点在する島々の景色は、壮大な大自然の美だった。

 松島や ああ松島や 松島や

 虎之介の好きな芭蕉の句ではない。

 松島から仙台に戻ると、世界遺産である平泉を目指すことにした。気ままな旅である。平泉は、中尊寺をはじめ、是非見ておきたい場所のひとつだった。

 新幹線は一ノ関で降りた。郡山に次いで、物流の仕事でわからなかった地名であり、なるほどここが一ノ関かと思った。平泉へは一ノ関から在来線で向った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ