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配達と集荷

 配達先では、食品関係のところでは衛生面からヘアーネットを付けなくてはならないところがあった。靴も、うち履きが靴箱に用意されており、ドライバーは履き変えて配達物を置いてくるのだった。食品関係の段ボール箱は重いものもあり、ひとつひとつトラックから降ろし、所定の場所に置いてくるのは容易なことではない。横乗りの午前中で自分には合わないと言い、半日で辞めた人がいると榛葉さんは話してくれた。

 配達を終え営業所に戻ると、1時間程度の昼食休憩を取るように玉木所長から言われた。虎之介は近くのコンビニで弁当を買って来て、営業所の食堂兼談話室のような場所で食事を済ませた。榛葉さんはトラックの座席で自前の弁当を食べ、小説を読んでいた。

 午後になり、集荷に出掛けた。榛葉さんの今日の担当は、電材関係の工場だった。背の高さを超えるような段ボール箱から、小さな紙袋まで、方面別に仕分けをしながらリーチリフトも使って荷台に積んでいく。リーチリフトは、立ったままリフトを操作する。虎之介は腰掛けて操作するカウンター式のフォークリフトしか経験がなかった。リーチリフトは小回りが効くため、狭い場所での荷物の積み下ろしに適している。集配ドライバーは、取り引き先に配備されたさまざまなリフトを使いこなす必要があることを、虎之介は認識しなくてはならなかった。

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