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第3話《武士でござるよ!》



「大爆発でござったなぁ!」


 フランクフルトを平らげたハウゾウくんが、驚きの声をあげていた。

 相変わらずドクターは、大胆な戦略をぶち込んでくる。



 完全にこちらを意識して、闘っているようやな。



 ――どうだ。お前に、これを超える策はあるのか?

 そう、問いかけているようや。



「拙者もあの者と、手合わせしてみたいでござるなぁ!」

「ハウちゃん、闘いたいん?」



 意外なハウゾウくんの言葉に、素朴な疑問を投げてみる。

 スキルは強力なので、ドクター戦で使う予定ではある。



「もちろんでござる。こう見えて、拙者は武士でござるよ!」

「それは、頼もしいな!」



 背後で声がして、振り向くとドクターがいた。

 上機嫌な様子で、ハウゾウくんを見下ろしている。



「随分と強そうだが、最終日に?」

「せやで。ハウちゃんは、俺たちの秘密兵器やで!」



 何故だかハウゾウくんが、誇らしげに胸を張っている。

 そのようすが、とても可愛らしい。



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