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第6話《最強は、この俺だ!》



 ドクターの圧倒的な強さを目の当たりにして、俺の脳内をアドレナリンが過剰に分泌されていた。



 異様なまでの試合展開に、興奮を抑えきれなかった。




「どう、ロキ。今のアンタに、あれを超える策はある?」

「当たり前やんけ。任せとけ!」



 即答していた。


 また怒られるかと、身構えていたらラフィーネは予想に反して笑顔やった。



「どうやら、調子が戻ったみたいやん!」

「最初から、俺は絶好調や!」



「調子に乗らんと、皆にちゃんと次の指示しとかんとな!」




 もうすぐ俺たちの試合やった。



 今回は、第二試合や。

 相手は、リチャード。一筋縄ではいかへん相手ではあるが、きちんと作戦は考えてるねん。



「解っとるがな。今回はバフに重点を、置いていこうかと思う。基本的には、攻撃力を上げながら攻撃。ミレーニアは白虎の牙で、防御無視を続けて欲しい!」




 今回の作戦は、それなりに出来ている。

 タナトスだけに頼らずに、チーム力で純粋に勝負を仕掛けていく予定や。



 ドクターを含めた全員に、俺たちの力を見せつけてやる。



 ――最強は、この俺や。



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