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【完結】推しとの同棲始めました!?  作者: もわゆぬ


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44/92

43 ※途中からゲイルside


「今日はありがとうね。ゲイル、アレン」


「次も受付するから」


『我も付いて行くぞ、面白いものが見れたのでな』


「ふふ、ありがとう。また、お願いしようかな」




今日の晩御飯はボストン料理店だ。

お昼もボストン料理店のお弁当だったが、晩御飯は【私の】お金で食べようとやって来た。



「いらっしゃーい!あら、マリーちゃん!さっきぶりだねぇ」


「アンネさん、今日はありがとうございました。

いつものお願いします!」


「はいよ~!こちらへどうぞ」


アンネさんはすっかり元気になっていて、こそっと「仲直りしたよ」と耳打ちで教えてくれた。


良かった。何だか嬉しくて、幸せだ。


「マリー、ご馳走になる」


「いえいえ!いつもありがとうございます。いっただっきまーす!」


ふわふわした気分で美味しいご飯を食べた。

嬉しすぎて、あんまり味がしない。


2人で色々話して、ボストンさんとアンネさんにお礼を言って家路に着く。



「周りに恵まれてるな~…」


異世界に来て人の優しさに触れ、温かい毎日。

これは夢では無いかと何度も思う。

つい、昔の癖で独り言ちてしまった。



「そうだな。…マリー?顔が赤くないか?」



「ん?そう?…あれ、」



全てが終わり気を抜いてしまった瞬間

ゲイルの輪郭がぼんやりとしてきて足に力が入らなくなった



「マリー!」


「げ、いる…ごめん、何か力入らないや…」




倒れそうになった私をゲイルが支えてくれた。


浅い息を繰り返していると、グイッと引き寄せられゲイルの胸の中に居た



もしかしなくても、これは

お姫様抱っことやらでは無いのか


いや、よく考えてみれば2回目なのでは?


と、朦朧としてきた意識の中でそんな事を考えていた

恥ずかしさよりも、その温かさが気持ち良くて瞼は落ちてしまう


『ゲイル、ただの疲労と魔力の使い過ぎじゃ』


と、アレンの声が聞こえた事を最後に私は落ちてしまった。





*****************





『マリーはどうじゃった』


「寝ている。念の為に医師に連絡した」


『そうか、張り切り過ぎたんじゃの』


「あぁ、マリーらしい」




『そのような辛そうな顔をするで無い。お主のせいでは無いわ』


「分かっている…。

でも、マリーが頑張りすぎるなんて分かっていた事を防いでやれなかった」


『…。ゲイルよ、お主マリーの事をどう思っているのじゃ』




「…分からない」


『分からない?』


「マリーは良い奴だ。その…、とても愛らしい。

明るい所も、少し危なっかしい所も…守ってあげたいと思う」


『ほぅ…』


「こんな気持ちには初めてなる。どうしたら良いのか分からない。


さっきマリーが倒れた時、心臓が止まるかと思った。

失いたくない、と思ったんだ」


『なるほど。深く考え過ぎぬ事じゃ、自分の気持ちに正直になるべきでは無いかの。

焦らずとも良い、きちんと自分と向き合えば自ずと分かるさな』



「ありがとう、アレン。そうする」



アレンと話し終わると、カランコロンと呼鈴が鳴った





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