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ー神の戯れー  作者: ゆー
4/4

カミノクニ

処女作で文章もめちゃくちゃですがどうぞよろしくお願いします。


「ーおにいーちゃー。 おにいちゃん。ー。もぉ早く起きてよお兄ちゃん!!」


「あれ?凛?もう朝か。」


妹。凛の声で意識が覚醒していくー。時計を見ると朝の7時だ。これは学校間に合わないぁと思いながら頭を掻く。

「何回起こしたと思ってるの!?お陰で私も遅刻だよ!!」と凛は目を釣り上がらせてまだ布団にくるまっている大雅の布団を引き剥がす。


「悪かったって!!ほんとすまん!!コリコリ君買ってやるから許してくれ!!」


これがいつもの新田家の朝だ。父は大雅と凛が物心つく前に亡くなっていて、大雅が中学2年になる時に母は行方不明に。なので家事全般は凛がやっている。幸い父が多額の貯金を残しているため何不自由なく暮らしている。大雅が重度のシスコンになってしまったのはこの家庭内の問題が大きいだろう。母が居なくなった時に妹を絶対に幸せにしてやると心に誓い、重度のシスコンになってしまった。


「ほんとお兄ちゃんって私が居ないとダメだよね。これじゃあどっちが年上なのやら…」


「俺は凛が姉であったとしてもシスコンだっただろうなぁ」


「キモっ…」

妹よ、そんな目で俺を見ないでくれ。お兄ちゃん泣きそうだ…


「そんな馬鹿なこと言ってないで早く朝ごはん食べちゃってよ。味噌汁冷めちゃうし。」


「ああ。そうだな。」

そんなくだらない話をし終え2人で一階のリビングへ降りる。

(絶対に幸せにしてやるって言いながら妹に甘えてばっかだよな俺って。)

朝ごはんが並べられている机まで行き自分の席に着く。


「「いただきます」」

ご飯を食べながら美味しそうに味噌汁を飲む凛を見て考える。今の生活で妹は幸せなのだろうか、こんな出来損ないの兄の世話をして。


「なぁ、凛。」


「何?」


「お前今幸せか?」

それを聞いた凛は呆れた顔をして俺を睨みつけた。


「まーたしょうもないこと考えてる。…… 嫌だったら出て行ってるよ。。。こんな馬鹿お兄ちゃん置いてね。。。。でもねそんな馬鹿なお兄ちゃんの世話をする事がとっても幸せだよ。」

凛は俺に笑顔でそう答えた。きっと本心なのだろう。


「そっか。。幸せか。。。」

凛のとても優しい言葉を聞き安心する。そして大雅は大好きな凛を見ながら朝ごはんを食べる。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「ほら!早く学校行くよ!!馬鹿お兄ちゃん!!」


「はいよ。ちょっと待ってくれ〜。」

玄関で靴を履きながら急かしてくる妹に応える。全くせっかちなやつだ。まぁ学校に遅刻するから当たり前か。とりあえず遅刻の理由は何にしよう。朝ご飯の味噌汁が美味しくてお代わりしすぎたから。いや、夢の中で異世界に転生してお姫様を魔王の手から救ってたら遅くなったとか。と、しょうもない事を考えながら凛を追い越し玄関の扉を開けて振り返る。


「ーーーーおい、凛、何やってるんだ。学校間に合わないんだろう?早くしろよ。」

大雅の言葉に返事をせず凛は大雅の顔を見て微笑んだだけだった。


「冗談はやめて早くしろよ。ほら、夜にコリコリ君買ってやるから。大体急かしー。

「お兄ちゃん。」

俺は焦っていた。何かの恐怖に。これが夢だと言う恐怖に。


「なぁ、良いからこっちに来いよ凛ー。 頼むよ。」

自然と涙が出てきた。凛はきっと俺と一緒にはー。


「お兄ちゃん。。 私が居なくても洗濯に風呂掃除、頑張ってね。ちゃんと朝起きるんだよ。料理もきちんとして毎日3食とるんだよ。お兄ちゃんは私が居なくっても大丈夫。とても強いお兄ちゃんだから。」


「やめてくれ!!!凛!!待ってくれ!!俺はお前をまだ幸せにしてない!!!俺はお前に迷惑かけてばっかだった!!一緒に料理したらハンバーグ焦がすし、洗濯だって洗剤の量間違えて大変な事になったし!!俺はお前がいなきゃー!!!


「大丈夫。私はいつでもお兄ちゃんの側にいるよ。きっとまたいつか会えるー。きっと。。」


「りんんんん!!!!!!!!!!」

大雅は家の扉弾き飛ばされる。咄嗟に立ち上がりドアに駆け寄り蹴破ろうとする、だが扉はビクともせず開く気配が全くない。


「頼む!!ここを開けてー 「お兄ちゃん!!良いから行って!!!」

中から凛の叫ぶ声が聞こえる。それと同時にあのー。忘れられない声が聞こえてくる。


「やぁ、初めまして。いきなりで悪いんだけど…。








死んでくれるかな? 」


「やめろぉおお!!!」

俺は必死にドアを殴る。助けられる。いや、助けなければならない。だがそれは叶わない。自分でも分かっている。これは夢なんだと。家の中で争う音が聞こえる。凛の悲鳴、物が壊れる音。次第に聞こえていた悲鳴が小さくなる。何分経っただろうか、大雅がドアにもたれ掛かっていると大雅とドアを挟んで向かい側に誰かがもたれ掛かるのが分かった。


「凛!?凛なのか!!おい!!」

俺は泣きながら叫ぶ。まだ凛を助けられるそう思いながら。。

荒い呼吸と一緒にか細い声だったが確かにこう聞こえた…凛の最後の言葉。



「ーまだ、死にたくないよぉ、お兄ちゃん。ー」

その言葉を聞いて俺の思考が視界が、真っ白な世界に包まれて行くー。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





「ー ー ーーー!!!!」

意識が、痛みが、誰かの声が聞こえるー。とても気持ちがいい。このままずっと寝て居たいー。何もかもを放棄して出来るならば何もせず何も考えたくない。。


「たー が さ。 たいがーーー、 たいがさん!!!」


「目が覚めたようじゃな。」

俺が目覚めた時、見たことない部屋に居た。おそらく俺はベットに寝転がっているのだろう。知らない天井と二つの顔があった。片方は知ってる顔ーメリア。もう片方は白髪で白ヒゲの如何にも優しそうな初老の爺さんだ。ぼーっとしていると白髪の爺さんが口を開いた。


「お主、3日寝ておったぞ。メリアも心配しておった、このまま目を覚まさないのではないのかと。」

どうやら俺は3日間も眠って居たようだ。何故だー。どうしてー。理由はー。。


「 凛。」

その名前を聞いてメリアは顔を暗くする。やっぱり夢ではなかったのだろう。

妹をー。凛を死に至らしめたアイツ。俺は自分の左腕を強く握りしめる。


「とりあえず、落ち着いたら話をしよう。 どうしてこのような事態になってしまったのか、何故君が “カミノクニ” に居るのか、聞きたいだろう? 新田 大雅ー。」


名前を呼ばれて俺は頷く、妹を殺したアイツに激しい憎悪の念抱きながらー





ここまで読んでいただきありがとうございます。

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