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邂逅

特殊魔法犯罪対策スクール

この学校の存在意義は名前の通り魔法による犯罪に対処する技能を身につけるというものだ

設立は20年前。当時の政府の阿呆さが招いた事態の収集のための設立であった。

当時の政府は、これまで縛ってきた魔法師の魔法使用を解禁した。これは使えるものを使わせない、自由侵害しているということでなされた。

しかし、各地で魔法による暴動が発生。だがこれを鎮圧する戦力を当時の政府は所持していなかった。

当然、即刻政府は失脚。そして次の政府がだした魔法使用制限案は当然、魔法師に受け入れられないものだった。そして政府が戦力増強のためにつくったのが特殊魔法犯罪対策スクールである



私立提勝クラフター学園(じょうしょうくらふたーがくえん)

今日は4月8日で、入学式だ。

俺、朔常夜(さくとこや)は時間的には間に合うように家を出た、出たのだが・・

普通有り得るか?入学式の日、校門で上級生の綺麗な女生徒にいきなり腕をつかまれて連れていかれた。

そしてそのまま喫茶店につれていかれ、優雅に(主に女生徒が)ティータイム・・もう限界だ。(主に俺の判断力)

「ちょっと、君!話聞いてる?」

はっ!!!茫然自失となっていた。人は非常事態には弱い。これ教訓

「すみません」

「いや。別段君が謝ることじゃない。謝るのは私の方だな。」と自戒したように先輩

「先ずは自己紹介からはいろう。私は桐谷胡桃(きりやくるみ)二年だ。

次に君を連れてきたわけなのだが……」

ここで先輩は口ごもったが俺は待つことにした。呼吸にして数呼吸ぐらい沈黙。

「実はな、君にお願いしたいことがあって来てもらったんだ。上級生の私が下級生の君にお願いとはあまり言いたくないのだがね。」

「1つだけいいですか?」と俺。

「1つだけ?もっと聞きたいことがあるんじゃないか?」

「いえ、1つでいいです」そう、聞きたいのは一つだけだ。

「何故、俺なんです?無作為で一年から選んだわけではないでしょう?」

先輩はさしたる動揺もなく「YESだ」と。

「君を選んだ理由は主に2つ。1つは私のお願いに一番関係があるからだ」

「どういう意味でしょう?」

「私がお願いしたいのはある事件の調査協力だよ。まあ、公式の調査は打ち切られてるけどね♪もうここまで言えば・・」先輩は「分かるだろう?」と微笑みながら。

俺は、(分からないはずがない。それは俺の…)

「そしてもう1つの理由が」と先輩。

「実力だよ」

「仰っている意味が理解できませんが」

冷静に返したが内心は平常とは程遠い。

(この(ひと)は一体何者だ?何処まで知ってる?)

微笑みから本物の笑いに変わっていた先輩が

「まあ、そう構えなくてもいいよ。これからはパートナーなんだから」

その瞬間、常夜は関わってはいけない類いのひとと関わってしまったと確信して嘆息した。







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