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二羽・バスケットボールって突き指を量産するよね

クオリティーの低さに泣けてきそうです。


もうちょっとでいいから自分に小説を書く力を誰かください。


では、二羽です

あの後、亮也は5分遅れで体育館に入ってきた。



「で、どうなったんだ?人数集め」



頼む集まるな。



「おう、順調だぜ今で俺とお前入れて6人だな」



「北野!遅れてきたうえに、説明中に喋るなっ!!」



「・・・はーい」



ざまぁ、先生に注意されやがった。しかし、6人か・・・時間の問題だなこれ。


はぁ、しかし強制参加か面倒だな。



「はい、各自二人組作って」



「よし、九郎組もうぜ」



「おう」



亮也が組もうぜと言ってきたので快く承諾する。

まだ話もしないといけないしな。


しかし、案外バスケットボールって楽しいんだな。抜いたとき気持ちいいし、シュート決まったら嬉しいしな。



「コラァァ!!そこぉぉー!誰がシュートしろと言った?パスの練習だっ!!今は!」



ばれて、怒られました。



「うぃー、ざまぁww」



お前が1on1しようぜって、言ってきたんだからな。



         ☆


「で、亮也さぁ」



九郎は先生があっち行ったのを確認して、亮也に話し掛けた。



「ん、なんだ?」



「七不思議って具体的にどんなのがあるんだ?」



「さぁな、俺はあまり知らん」



「は?」



九郎の顔が固まる。それも仕方ない事である。『七不思議を調べに行こうぜ』って言っている奴が七不思議を知らないのでは話にならない。



「マジで?」



「マジで」



なんという無計画な七不思議調べなのであろうか。しかし、それが亮也クオリティーだと言うことは九郎は知っている。



キーンコーンカーンコーン×2



校内に一時間目授業終了のチャイムが鳴る。



「まっ、いつもなんとかなるだろうぜ九郎」



チャイムと共に九郎の頭のなかで警告音が鳴っていたのは言うまでもないだろう。




         ☆



あぁ、もう春も終わりか


教室から見えるもう散り始めている桜の木を見て俺はそう思う。



「九郎君」



しかし、散り始めているということはもうすぐ中間テストだな。まぁ、まだ簡単だから気にする必要性も感じないがな。



「おーい、九郎君」



それよりもお腹が空いたな飯にしようか。



そう思い九郎は鞄から今朝買ってきたパンとジュースを取り出す。


ちなみに言っておくがまだ一時間目の体育が終わったばかりである



「おーい九郎君。聞こえてるよね」



「あぁ、聞こえてますけど何か?と言うかさっきからうるさい」



さっきから目の前にいる人物と目線をあわせないように無視していたが、どう考えても自分が返事をするまで止めないだろうから無視するのを諦めた。



「やっと返事が返ってきたぁ。九郎君、無視するなんて酷いじゃないか」



「酷いのは俺が食べようとしてたミニクロワッサンを食べようとしているお前じゃないのか?光ヶ峰」



「ひょんなことないよ・・・食べてなんかいないよ」



彼女はそう言うが明らかに5個入りのミニクロワッサンが九郎はまだ手をつけていないのに一つ消えている。



「まぁ、良いんだけどな別に」



「本当に?じゃあ、遠慮なく」



「いやいや、おかしくね」



九郎はすかさずミニクロワッサンに手を伸ばした彼女の手を叩く。



「え?なんで?」



「え?なんで?っていう言葉が今出てくるのか俺は不思議に思うんだが。てか、お前二つ目食いやがったな!」



ふと、ミニクロワッサンの袋を見てみたらまた一つなくなってたんだが・・・油断していた。



「油断は禁物だよワトソン君。じゃあ、チャイム鳴りそうだし教室に帰るねーバイバーイ」



そう言って彼女・・・光ヶ(ヒカリガミネ) 紗綾(サヤ)は教室から上機嫌そうに去っていった。



後に残された九郎に残ったのは、ミニクロワッサンを盗られた喪失感やまんまと盗られた悔しさではなく・・・



なんで、ワトソン?



という疑問だけであった。


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