098.神龍神聖王国(2)
鉄道計画はまず、鉄道会社へのプレゼンから始まった。
こちらの勝手で計画路線を地図上に引くと、
「その駅からはむずかしい、こちらの駅が妥当では?」
その駅を起点にすると、我が国の下を通らないので、
「その経路だと我が国を通らないので、プロジェクトは中止となります。
いままで、この様な計画が実行されなかったのは、トンネルコスト面の解決が困難なためです。
我が国では特殊な工法で今までの数分の1の期間でトンネルを掘れます。」
「その様な実績のない工法は採用できない。安全面などに問題があるだろ」
「では実際に見てもらいたいと思います」
見学ツアーを開催して、坑道でその工法をリアルタイムで見てもらう事にした。
シールドマシンの様な円筒形の筒の中にプクゥを入れて、後ろから掘り出した石を再整形して石材として落とされる、後ろにはベルトコンベアを付けて運び出すようにしている。
プクゥは穴掘りと内壁づくりに忙しいので、ミズッチが余分な水を水でいていく。今回はデモンストレーションなので、水は後方に設けられた溝に吐き出していく様になっている。
円筒形の中身は見えない。極秘事項だから。
「今から坑道のためのメイン通路を掘ります」
山の麓から直接水平方向に穴を掘り始めた、
秒速0.1メートル程度で進んでいく。1分当たりでは6メートル
シールドマシンの速度は1分当たり2センチ程度だから
三百倍?
『プクゥ、ちょっと速すぎる』
『遅いとやりにくいの、曲がっていっちゃう可能性が高いの』
『わかった続けてくれ』
坑道はとりあえず100メートル掘るつもりだったので、1日もかからず出来てしまう。
見学者には出来た坑道の状態を見てもらった。
耐震構造を見直してもらえれば安全面では問題なさそうだった。
この技術の公開を望まれたが断るしか無かった。プクゥもミズッチも一体しか居ないからね。
うまく行けばこちらの思惑通りに出来そうだ。
ただ、全トンネル部分の掘削を任されることになってしまった。
トンネルとしては約2000キロにもなる大工事になった。 掘削だけで約2年、道路の開通までは5年。
鉄道は8年かかるかもしれない。
トンネルは鉄道と道路があり、地下駅となる3箇所の駅の掘削と換気口の掘削を担当することになり、
代償としてトンネル通行使用料の一部が還元される事になった。
電車の開通に伴い、電力供給の必要性から発電所も必要になったが、我が国は高地にあるため水力発電には向かない。火力は避けたい。原子力も避けたい。・・・地熱発電にしようかな?
発電機だけ買って、その他は手作りしてみよう。 失敗しても街の電気ぐらいは賄える様になるだろう。
現在は自家発電もガソリンがなくて使えないため、主にソーラパネルによる自家発電が多い。
街の電気ぐらいはなんとかしたいものだ。
猫山地熱発電所計画を発動した。
ちょっと長いプロジェクトになりそうだ。
目処が立つまでは俺が運送屋になるしかないな。
猫山運輸も開業した。
世界への輸出は、当面は日本で倉庫を借りてそこから配送網を作ったほうが楽そうだ。
輸送価格は安くしすぎると鉄道輸送したときと価格差が出来てしまうので、トラック及び鉄道輸送価格に合わせてある。
つまり俺は大儲けだ。・・・国への投資ですぐに消えていくけど・・




