097.神龍神聖王国(1)
『師匠、この国全体に結界張れるかな?』
『流石にその規模の結界を維持するのは難しいじゃろう、
核を持つ疑似生命体でもその大きさは無理だろうなあ』
ここは盆地なので核攻撃をしても周辺への影響は軽減する。気軽にやられそうだ。
爆発する前にアイテムボックスに入れてしまえば大丈夫だけど、爆弾の中に生物を入れられたら収納出来ない。何処までが生物として扱われるか分からないが、小動物なら入れられるだろう。
最低限、通常爆弾は防げる様にしておきたい。
神龍の能力に何か無いかな?
頭の中で神龍との契約約款に付随している説明書をペラペラとめくる・・・あった
『サンクチュアリ(聖域)』はどうかな?
これなら国全体でもカバー出来るかも。
説明書には
『神龍ゆかりの地に限って広範囲の結界を張れる』
とある。
ここは神龍神聖王国。ゆかりのある地と言えるだろう。
発動してみた・・・出来た・・と、思う。
特に光るとか、音が出るかとかの効果は無いみたいだ・・地味だな
・・けどちょっと試せないな、他に有効な方策もないし、ま、御守りと思っておこう。
外部からの危機としては
・強盗団・窃盗団・マフィアなどに襲われた時
・難民が押し寄せてきた場合
・宣戦布告された時
・何の前触れもなく侵略された場合
・隕石や宇宙デブリが落ちてきた場合
・危険なウィルスが持ち込まれた場合
・異常気象・地震などの自然災害に見舞われた場合
内部からの危機としては
・クーデターが置きた場合(金銭トレードで俺がやっちゃった)
・経済的不況に見舞われた場合(現在進行形)
・食糧難・水不足などに陥った場合(現在進行形、水不足は解決できた)
・発電所などインフラ設備の老朽化による場合(現在進行形)
・ウィルス感染などのリスク、医者の不足。
などが考えられるなあ。
誰が考えても内部問題の解決が優先だな。
食糧問題は水不足が原因であったため、徐々に回復していくはずだ、それまでは俺の持ち出しで補っていけそうだ。
経済に関しては、現在輸出の目処が立っているのは “塩” のみである。
塩のパッケージングの工場を建てたので、10人の雇用が生まれた。
また、その他輸出入関連の事務手続きをするための部署として数名の雇用を生んだ。
水が豊かになるはずなので、水も売ろう。
問題はこれらの輸送手段である。
ここは陸の孤島といえる地だ、近隣国には山越えでなんとか運べるが、遠方へは難しい。 川は水量が多いわけでもないので輸送には使えない。
軌道に乗るまではは俺が運んでもいいけど、ずっとという訳にはいかない。
飛行場が無いので空輸も出来ないし電車も走っいない。海に面していないので海路も無い。
まず陸路の確保をしよう、ここは大陸の中心に近い位置で、多くの国は山脈地帯を迂回して陸路を繋いでいる。 山脈を貫通する鉄道路線を引けないだろうか?
単純な距離は1/4ぐらいになる。
もちろん鉄道のノウハウは無いので、鉄道会社と連携しないといけない。
こちらの条件は当然我が国に駅を造ってもらうこと。
こちらが出来る事は駅の施設を作り運営することと、トンネルを掘ること。但し、内壁の保存工事のノウハウは無いので協力して行う。
トンネルを掘る事と仮内壁を貼るのはプクゥとミズッチにお願いするんだけどね。
プクゥが穴を開けて、決められた素材を使い内壁を一体整形する。その間の地下水処理をミズッチにしてもらう。岩盤のズレ対策としてブロックに分けてつなげていく。
試しに新規の坑道堀の時に試してみて専門業者にテストしてもらう予定だ。少なくとも我が国の地下部分はその方式で行いたい。




