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梟と俺のミッション 〜想定外なんて言い訳にもならない〜  作者: ぽしょなれ


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008.認識共有

「師匠は、周囲360度の認識って出来る?」


『普通は出来ないな、梟の視野は人より狭い、その代わりに首が回る』


「それは知ってる、認識としてだよ」


『儂は普通じゃないからな出来るぞ』


「視覚ではなくて、その認識を共有できるかな?」


『やってみないとわからんな』


「よし、やってみよう」


『少しづつやるか?』


「・・・もちろん、そうする」


ゲロゲロ・・気持ち悪い


何度ものたうち回りながら認識共有の訓練を続けた・・


この1行で終わらせたくは無い苦しみの連続であったが・・単なる繰り返しだからね。


そのぶん達成感も半端ない。


「師匠、俺、やり切りました」


『面白いから良いが、何と戦っておるんじゃ』


「とりあえず自分です」


これで全方位に認識域が広がった。

・・今は師匠の協力のもと半径10メートルぐらいだけど、練習すれば距離は伸びて行くだろう。

師匠は1キロメートルぐらいは認識できるらしい。


そのうち、師匠のサポートがなくても出来るようになりたい。・・無理か、認識共有だから。


これで後ろから襲われても対応できそうだ。


でも完璧ではない、遠くから狙撃されたらやられてしまう。


おとぎ話なら結界とか便利なものがあるらしいが、師匠は使えないかな。


「結界魔法は付与できない?」


『結界魔法とは?』


「物が通れない領域を自分の周辺に展開して身を守る能力」


『それなら出来る、結界魔法と言うんだな』


早く言ってよ


ま、今までの苦労が無駄になるわけではない。


いや、結界魔法を付与されたことで全周囲認識が師匠のサポート無しに出来る様になった。


「苦労は無駄だったのか・・・」


『そんな事は無いぞ、儂が認識するか自分で認識するかの違いだけだ、

 少しづつなんて事は出来ないからな、あの努力がなければ習得する前に発狂しておろう』


なにそれ、そんなに危険なことだったの?


『精神耐性も付与できるぞ』


「いらんわ・・あ、いるいる、

 雪崩で雪に埋まって身動き取れないときなんか気が狂いそうで判断ミスするといけないからね。

 と言うかこの苦しい修行の前にほしかった」


『必要ないと思ったのじゃ』


いや、文句は言うまい、聞かなかった俺が悪い。具体的に聞かないととわからないらしいからな。


これからは欲しいものはまず、相談してみよう。


「じゃあ転移魔法は付与出来る?」


『転移魔法とはなんだ?』


「自分が思った場所に瞬間的に移動する魔法だよ」


『出来ないな、もちろん儂も出来ない。

 その代わり、アイテムを設置した場所に移動は出来るぞ。

 そのためのアイテムを作れるからな』


「なにそれポータルか、便利そう。

 作ってみて」


『この前の儂のペリットを出せ』


「えっ? あれ使うの?」


『そうじゃ、捨てなくて良かったのう』


「幾つ作れるの?」


『これで10個は作れるかな』


これを設置した場所に瞬間移動出来るらしい。

ポータルには番号があり、“転移ポータルナンバー◯◯”と念じれば移動できる。


魔力をチャージしないと使えないので一般人には使えない、俺は使えるらしい。

ま、そうだよねアイテムボックスとか色々魔力の要ることしているからね。

ただ、俺は自力で魔法能力を活性化することが出来ず、能力付与が必要なのらしい。

いつか普通の魔法の使える物が居たら色々と付与してもらおう。


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