077.制圧
「開祖様・・」
「2人の時は“みどり”でお願い」
「え、あ、はい、みどりさん、実は龍玉に関して少し問題がありまして
情報を共有しておいたほうが良いかと思い」
「何か問題が?」
「実は、幻の宝玉を得た時に、龍の顎に見つからないように偽の龍玉を5つ作ったんだ、
その龍玉は『幻』から想像して『偽』『無』『虚』『素』『空』、
偽は過激派の金庫の中
『無』『虚』『素』は祠の龍玉とすり替えた、本物は封印した
『空』は祠が見つからなかったので手元にある。
水の龍玉の存在は奴らも知っているんだよな」
「そうね、伝承から 水と火の存在は明らかになっているわ」
「他の龍玉は?」
「貴方が3つ知っているのでは?」
「それは秘匿したい」
「なぜ、そこまで話してくれたのに」
「この秘密は守られないといけない、知りたいのは龍の顎でどういう扱いになっているかだ」
「何も伝わっていないわ、平安時代の話よ、ただ6つあるというのは知っている。
でも貴方、よく龍玉の種類わかったわね」
「触ると文字が出るだろ?」
「そんなの出ないわよ」
「え? じゃどうやって水ってわかったの?」
「それは、そう伝えられてきたから」
「そうか・・・俺だけわかるのか・・・
俺にしかわからないということは、これ以上話しても無意味だな・・・」
しまったぁ、考えすぎていた、おそらく神龍の力か・・・
適合者が持つ事で、本当に文字が出て光るのは俺の作った偽物だけか・・・
「助かった、ありがとう」
「何が?」
「俺だけにしか識別できないとわかった、それはみどりさんにしか指摘できない内容だ。
これで一つ問題が解決できた。・・だから、ありがとう」
「それより、貴方も龍玉を持つ身、龍の顎に入らない?」
「いや、同志ではあるが俺は別の道を行く、
もちろん協力はするよ過激派をなんとかしないといけないしな」
「どうするの?」
「もうやつらは龍玉を持たぬ者達『龍の顎』とは言えない、単なるテロリストだ
龍の顎を宗教法人化しよう、 テロリストとは違うところを見せよう」
「面白そうね」
「やるか?」
「やりましょう、・・・具体的には?」
「それはちょっと待ってくれ、これから考える・・・えっと、そうだな
とりあえず、この拠点潰しておくか・・」
「それが良さそうね」
結界を解くと
「本部を襲撃!」
大量のロープとボロ雑巾を出す。
「敵は約120人、作戦は同じ」
またまた猫パンチ大活躍である、もちろん師匠による敵の正確な位置を把握するサポートがあってこそだ。
隠れた位置でもどこでも猫パンチを当てられるのはかなりのアドバンテージだ。
ま、戦闘用員少ないからね。 攻撃担当2人だけだから、全員向かってくるなら対処できるけど。
一部を逃がそうとして動かれてしまうと人手が足りなくなる。
流石に120人も居ると処理に時間がかかり、結局幹部数名を逃がしてしまう事になった。
龍玉も持ち出されてしまったようだ・・でも大丈夫どうせ偽物だから。先にすり替えたのは正解だった。
ゴーダに頼んで何人かに聞き出してもらったが、幹部の向かった場所はわからなかった。
それでも、かなり組織的力を持った者達を捕える事ができたので、組織の弱体化が出来たと思う。
彼等が潜入させている者達も追って捕えられる事だろう。




