067.Mission No.005(3)
溶岩洞穴・・・看板は見たことあるけど行ったことは無いな
「こっちへ行ってみよう」
「溶岩洞穴・・って何?」
「溶岩流によって出来た洞窟みたいなものらしい」
「あ、なるほどね風穴みたいね」
『なにかあるぞ』
師匠が気がついてくれた
「奥の岩の間に何かあるみたいだ」
・・・手が届かない
隙を見てアイテムボックスに一度入れて手元に取り出す。
「なあにそれ?」
「瓶の中に紙切れが入っている・・・漂流者の手紙か?」
「漂流者は無いでしょう」
ま、そうだよね
それほど古くはなく、紙は無事のようだ。
「出してみよう」
一応手袋をはめて紙を取り出し、ビニル袋に入れる。
瓶も回収する。
「紙には絵と文字が書かれている、宝の地図か?」
「そんなベタな」
どうやら名簿の様だ絵は六芒星と日本地図、
更に12名の名が綴られている。
龍の顎の潜入員の名簿か、又は襲撃ターゲットの名簿か?
自分が消される事を考えて残したものか、最後のあがきとして・・
とにかくこの12名を調べる必要がある。
これが大きな手掛りとなるかもしれない。
帰ってユーゾーに調べてもらおう。
絵の方は、
日本地図の上に2つの六芒星のマークが描き込まれている、
そのマークは火の龍玉、水の龍玉が本来あったと思われる場所から少し離れた場所にあった。
大きな地図ではないので書き間違いかもしれないけど。県境は越えていた。
おそらく土砂に押し流されたかして流れ出した祠を発見して回収したので正確な場所がわからず、更に俺がリークした偽情報によって3つ目の偽位置だけ確定した事で、本来の龍玉のラインナップを混乱させてしまい、正しい六芒星の位置を見誤っている事だろう。
おそらく俺の設置した偽の龍玉を見つけ出して混乱している事だろう。
これ以外にもなにかあるかもしれないのでしばらく公園を散策してみよう・・カメラを持って
隅々まで歩き回ったが結局他に関係しそうな物は何も見つからなかった。
結局他のキーワード “地下室” “実験” の関連はわからなかった。
もちろん言うまでもなくバードウォッチャーを装うために野鳥撮影はしっかりと行った。
その後拠点に戻ったらゴーダとサキは既に買い物から帰っていた。
地下の緊急避難場所には既に一ヶ月程度の備蓄はあるが、今回の買い出しはそれとは別で、あまり出歩かない様にするための通常の巣籠もり用である。
追加の買い物は間隔や曜日を決めずランダムに行う様にする。定期的な行動は襲撃しやすいからだ。
俺が拠点にいる時は師匠と一緒に周辺の様子を把握している。俺が留守の時はタマリンに警戒をお願いしている。
なので、
「タマリン、帰ったよ」
と声をかける。
『にゃあ~』
と、返事が来る
リーサンはバッジになって、いつも俺の胸に付いたままでいる。
『リーサン、タマリンを避けてないよね?』
タマリンと2匹だけになりたがらないから聞いてみた
『当然じゃ、喰われるのは嫌じゃからな』
『猫又ってリヴァイアサンを食べるの?』
『2回ぐらいに分ければ食べられなくもにゃいけど、
仲間は食べないにゃ』
『えっ? 猫又の方が強いの?
って言うか胃袋に入るの?』
『胃袋は異空間になってるからいっぱい入るにゃ』
『主、猫又を舐めない方が良いぞ、
儂は食われないために仲間になったんだからな』
うちのタマリンはかなり強いらしい
可愛がってるから俺は大丈夫だよね・・




