062.Mission No.004(4) 新たな友
こういう時にはぜひとも海のお友達が欲しい所だ。
『師匠、タマリン、海に友達居ない?』
『おらんな』
『魚は食べるにゃ』
ダメ元で聞いてみただけだ。
『友達じゃなくても、知っている者は?』
『昔はクラーケンとかリヴァイアサンとか居ったと思うがのお、今は知らん』
『クラーケンはお腹壊すにゃぁ〜』
『認識域を海底までひろげられる?』
『ちと難しいがやってみるぞ』
・・・・
『なにもおらんかったが、海中に祠があったぞ、龍玉の祠に似ておるな』
『行けるかな?』
『それほど深くはないから結界で充分じゃろ』
内緒でちょっと行ってみるか
・・・・
皆が寝静まってから1人隠密を使い結界を張り海中の祠に向かった。
ぽこぽこぽこっ
結界からは空気が漏れた・・呼吸した分排出されるみたいだ、長くは潜れなさそうだ
今度結界を海底用にカスタマイズしておこう。
祠まで行くと、貝類に埋もれた祠があった。見ただけでは祠とは分らないだろう。
ここまで来ると俺でも認識できた
何か封印されて居るか、龍玉の様なアイテムがあるか・・
話しかけてみよう
『なんか居る?』
返事はない
『師匠も話しかけてみて』
『『なんか居る?』』
『タマリンも』
『『『なんか居る?』』かにゃ』
『誰だ、俺に話しかけているのは・・・人間?と天界梟と猫又・・奇妙な取り合わせだな』
おー通じた。
『貴方は?』
『人の言葉で言えばリヴァイアサンと呼ばれていたな、ここに封印されて長い・・
何の用だ?』
『お友達になりたくて』
『ここが楽でいい』
『海の事が知りたくて』
『学者にでも聞くが良い』
『学者はリヴァイアサンの知ることなど知らないでしょ』
『そうだな・・もういい帰れ』
やる気は無いようだ、そりゃそうだよね。
でもぜひとも欲しい人材?だ
なにかいい方法は無いだろうか・・・
あまり頼りたくは無いけど神龍の力・・『召喚』
召喚なら本体は祠の中のまま、封印されたままゆったり過ごせる
でも契約はしておきたい。
『リヴァイアサン様、俺と契約してくれません?
そしたら召喚すれば、そこで寝たままで、外の世界を見られますよ』
『この儂を召喚できるのか? 人間ごときが』
『あ、多分大丈夫です神龍の力があるから』
『神龍か、わしゃあいつは嫌いだ』
しまった、
『だからですね、俺も神龍の力にあまり頼りたくないんですよ。
リヴァイアサン様の力を借りたくて』
『神龍の代わりに儂の力が必要か! なるほど、良かろうここから出せ』
自分じゃ出られない・・封印だからね・・
これは俺の力でも出来そうだ、もちろん師匠とタマリンの力を借りてだけど。
猫パンチと爪撃で積もった貝殻を剥がしていく
水中でも使える猫パンチと爪撃、便利だ。
あっ祠の形が出てきた。
祠の扉をアウルクローで強引に開ける。 力技だ。
バキバキっと扉が引きちぎられた
こういう時は『解除』の能力を使えばいいけど、神龍にたよらないと言った手前なるべく自力でやってみよう。
祠だけを認識してアイテムボックスに入れる
ドバババー 体長200メートルほどの巨大なリヴァイアサンが現れ、・・あっ当然吹き飛ばされた。
ダメ元でやってみたけど出来ちゃった。
祠の扉は開いているので封印物は包含されていないという事で生物を除いた祠だけを取り出せたみたいだ。
『リヴァイアサン様、ちょっとでかい、小さくなれません?』
『なんじゃ、せっかく精悍な姿を拝ませてやったのに』
『それはありがたいですけど、ちょっと喋りにくいです』
『そうか、これでどうだ?』
バッジになっているし、極端だな、しかもちゃっかりと胸に取り付けられている。
『海の中では不便じゃろ、契約してやろう』
『ありがとう』
『名前をつけろ』
名前? こまったな リーサンはどうかな 怒られるかな? えっと
『リーサンじゃな』
あれあれ決まっちゃった
体が光り契約された様だ・・
リーサンから譲渡された能力でどうやら水中で呼吸できるらしい
結界を解いてみると
ドーーン、水圧が急にかかった・・死んじゃう・・大丈夫みたいだ、耐圧性が上がったみたいだ
でも人間だったら血中に気泡ができちゃうところだったけど・・なんか大丈夫みたい
師匠たちの恩恵があるからだろう。
『おお、死ななかったな、お主人間か?』
いやいや普通の人間だったら死んじゃってたよね、ねえ
『主としてふさわしいか試しただけじゃ』
いや、試して死んじゃったらどうするの?
『それだけの器だったってことじゃ、それに勝手に結界を解いたのはお主じゃ』
なんか納得いかないけど・・契約は出来たみたいだ。 ありがとう?
意外とハードモードだった




