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梟と俺のミッション 〜想定外なんて言い訳にもならない〜  作者: ぽしょなれ


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51/99

051.Mission No.002(4) 呼び出し

案の定、所長室に呼び出された。

俺の他に、捜査課と公安の者も来ていた。


「呼び出された理由はわかっているな」


「被害者から感謝された件でしょうか?」


「そんなわけがなかろう」


「そうなると、何処の部署よりも素早く解決したことに対する礼でしょうか?」


「わかってていってるだろ」


「組織は連携が大切なので、反社組織の潜入を許して足を引っ張らせてしまった謝罪でしょうか?

 謝罪は聞きますよ」


「嫌味か?」


みんなに睨まれるが・・怖くはない、ファイアード(早期退職した)リタイヤーズ(退職者)を舐めてもらっては困る。


「いいえ単なる真実です」


「反省の色は無いな」


「もちろん反省しています、解決するのに1時間もかかってしまいました。

 他の部署に協力を進言していれば5時間ぐらいで解決できた事でしょう。

 それに犯人の一味を1名捕えましたが、残り2名も捕えられた事でしょう・・・ひょっとしたらね」


「それも嫌味だな」


「礼には及びません、次からは問題のない様に他の専門の部署に任せますので心配いりません。

 これも全て、龍の顎の潜入を許した皆様方のおかげて組織の信頼が失われている事が原因です。」


「君の部署にも2名いたようだが?」


「それは人事に言って下さい、こちらは人選に拒否権はありませんでしたから・・・

 いや、すみません全て人事部の責任ですよね・・なぜここに居ないのですか? 問い詰めましょう

 人事部には少なくとも三人は潜入されていると思います・・ガサ入れします?」


「出来るわけ無いだろ」


「犯人から情報は得られましたか?」


「・・・自害した・・」


「まさか普通の牢屋に入れたって事はないですよね」


「・・ひどい怪我でな・・病院から移送する途中だった」


俺達のせい?


「もういい、一ヶ月の謹慎」


「ありがとうございます、2ヶ月でも良いですよ。

 であれば、当然こちらに居る方々も謹慎ですよね、とーぜんですよね」


「わかった、謹慎は処分保留」


「いやぁー謹慎で良いんですけど・・・」


「黙って帰れ」


「失礼します」


勝った。


謹慎の通達だけかと思ったけど、わざわざ聞くから言いたいことを言ってしまった。


どうせ何を言っても言い訳呼ばわりされるだけなら、他を道連れにと思ったのに・・・


・・・・


「あの生意気な態度なんとかなりませんか」


「言っていることは正しい、あなた達がしっかりしていないからいけないんですよ。

 次にこういう事があったら、あいつに一泡吹かせるぐらいしっかりと対応しなさい」


「いや、あんなに手際良くは・・ちょっと無理・・かな」


「そこは嘘でも“任せて下さい”と言って欲しかったな」


「・・・おそらく無理です・・・失敗するとわかっていてそんな事を言えば後が怖い」


「情けないな。

 議員からも礼を言われ、この件は公表せず穏便にと言われている。 よろしく頼むよ

 それから人事部も捜査対象にしろ・・内密にな」


・・・・


「おーい帰ったぞ」


「なにか言われた、大丈夫だった?」「クビ、クビでしょ」「表彰か?」


「残念だが、とりあえずお咎め無しだ、謹慎にして欲しかったのに・・

 それから今度人質事件があったら他の専門部署に回すからね。

 俺達は黒幕を突き止めるのに専念する、そうすれば今回みたいに逃すことは無いだろう」


「あの、課長ちょっと良いですか?」


「ユウキさん、なに?」


「サキがね、ここで働きたいって・・言ってるんだけど・・」


「そうだな・・もう探偵社じゃないから、ここの試験とか研修とか色々あると思うけど、

 良いんじゃないか

 庇護対象が近くに居てくれたほうが楽だし・・とりあえず事務員として雇って、それからって事で」


「ありがとう」


「やりー、これで事務処理から解放される」


「ユーゾー君は別の意味で嬉しいんでしょ」


「ま、それもあるかなぁー」

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