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梟と俺のミッション 〜想定外なんて言い訳にもならない〜  作者: ぽしょなれ


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005.切り札

さてこれからはしばらく普通の写活生活が戻るはずだ。


昨日は徹夜になってしまったから今日は休もう


『なあ、どこか行かないか? 暇じゃ』


「暇と言われても、行くのはバードウォッチングぐらいだ、鳥が来なければ何もしない」


『呼んできてやろうか?』


「なにそれ、バーダー神か? そんな事出来るの?」


『近くに居ればな』


次の日からは鳥の写真を撮り放題、じっくり背景を決めてポーズもしてくれる・・・


普通の人は、“それじゃ面白くないでしょ” と言うかも知れない。


でも、そんな事は一切感じない、とても楽しい。


今回の遠征は大成功だったと言えよう。


ただ、たまたま近くに来たカメラマンには


「お前、近すぎるんだよ、逃げちゃったじゃないか」


とか言われたが、残念だけどそれは違う、あんたが居たから帰ってもらったんだよ。


いるんだよね、何でも他人のせいにするやつ。


・・でも帰ってもらったんだから俺のせいと言えばそうか。


キョウに頼んで、鳥たちにはあの人が来たら逃げてもらうように言っておいた。


小鳥に人の識別ができるかどうかわからないけど。


さて野鳥撮影の遠征も終わり帰ることになったが、帰る前にちょっと色々とやる事がある。


「キョウ、これからの事を考えよう」


『なんだ改まって、野鳥撮影は今日までなんだろ』


「そっちじゃない、俺達の事だ。

 俺の想定では、これからは手札が必要になる」


『何の? カードゲームか何かか?』


「いや、切り札って意味だよ」


『例えば?』


「“いざという時の隠れ家” とか “いざという時の攻撃・防御方法とか” だよ」


『そんなもの必要か?』


「いつか必要になる・・と思う」


『それで?』


「なにか攻撃魔法とか防御魔法とか俺に付与できないか?」


『そうだな、そういうのはよく知らないな』


「アイテムボックスくれたじゃないか、他には無いの?」


『最初に言ったように、具体的に聞いてくれんとわからんのう』


「炎の魔法とか、氷の魔法とか、水の魔法とか」


『火は嫌いだからな、“着火”ぐらいじゃな。あと熱いときの“冷風”。 のどが渇いたときの“水出し”・・』


「そっか、・・役にはたつけど・・攻防能力とは関係なさそうだな」


『梟にそんな能力を求めるのが間違いじゃろ』


「じゃあ “超握力” とかは?」


『出来るが、おぬしの骨が保たんぞ、耐えるためには・・・腕が丸太ぐらいないとな』


そうだよね、もう年寄だし骨も脆くなって・・・


『羽を生やせば、飛べるようになるぞ』


「やめてほしい、人じゃなくなる」


『既に人じゃないぞ』


「えっ? 俺って人じゃなくなっているの?」


『だって契約しただろ、儂の眷属になっておるんじゃぞ』


知らなかった、あの時、人としての俺は終わってしまったのか・・


「“隠蔽” とか “隠密” を使える様には出来る?」


『それは得意じゃぞ』


「じゃ、普段は羽は無くて、いざという時に羽を生やして隠蔽して見えない状態で飛べる様には?」


『出来るが、かっこよく飛んだほうが良くないか』


「いや、隠蔽飛行でお願いします」


『そうか、地味だな』


それからちょっと怖いけど隠蔽して飛ぶ練習をした。・・・50センチぐらいで。高いと怖いから。


「あと、キョウと感覚共有とかは出来る?」


『もちろん出来るぞ、眷属だからな』


「なんとかして攻防の手段を手に入れる必要がある」


『お主、何と戦うつもりなんじゃ?』


「まだ、何とも、相手が出来てからでは遅いからね」


『考えすぎじゃな』


「考えがある、検証に付き合ってくれ」

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