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梟と俺のミッション 〜想定外なんて言い訳にもならない〜  作者: ぽしょなれ


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046.降臨劇

今日事務所の屋上UFO研究所に見学に来ている。


ここには全天カメラとか天体望遠鏡ドームも設置されている。


俺は宇宙人は居ると思っている、だってそれ以上に不思議な神の存在を知っているからだ。


世の中、宇宙人がいても少しもおかしくは無い。


かくいう私も宇宙の地球に住まう紛うことなき宇宙人である。


雲一つない星空でUFO日和ではあるが、満月のため星空観測には向かない。


そんな今日、天変地異の出来事が起きる。 ・・・正しく言うと起こす。


急に月が赤くなり、月からこちらに飛来するものがある・・

それは球体でしばらくすると月を覆い月を隠す。


「ぎゃー・・遂にやってきた、本当にやってきた・・・UFOだぁ〜」


研究所員は騒がしい


重厚な振動音のする球体に丸い出入り口が広がり、幻神イルジョニアが降り立ち、

俺の前で跪き幻の龍玉を捧げる。

俺がそれを受け取ると

ふっと全てが消え失せ、何事もなかったかのような静寂が訪れ、俺の手の中に龍玉が輝く。


俺は監視対象になっているはずだから一連の出来事は観測されているだろう。

隣のビルには居るのは知っているからちゃんと見ていてほしい。

されていなかったら恥ずかしい。


少なくともUFO研究所の面々は目撃したはずだ。そこに潜入員が含まれているかわからないけど。


質問攻めにあったのは誤算であったが、都合のいいことばかり言っておいた。


当然UFO研究室から報告書が提出され多くの者が見ることになる、やつらに伝わらないはずがない。


一般市民の目撃情報は少ないはずだ、飛来した球体は漆黒で月を背景にしない限り見えにくく、他のビルとかの影になりあの屋上付近しかこの現象が見られないはずだから。


一般ニュースに取り上げられることはなかった。関係者にしか流布されないだろう。


龍玉の提出を求められたが、拒否した。提出する謂れが微塵も無いからだ。


逆に提出を求めた部署を反社汚染指定してやった、公安の手が入るだろう。


監視が倍ほどに増えたのは仕方がないところだ。


俺は龍玉を祠に返却したが、龍玉の意思で自ら戻ってきた。

しかも龍玉という物ではなくイルジョニールという龍玉の持ち主から渡されている。

・・・贈与税を取られるかも知れないな。


宗教法人でも立ち上げて、

「神から下賜された物に税金を取るとは罰当たりめ、天罰が税務署の名で行われるぞ」

とでも言おうか。・・宗教法人なら御神体は非課税かな?


ま、取り上げられてもダミーだから良いけどね。預り金一千億円で手を打とう。


幻の龍玉は一応執務室の私物金庫に入れている。

更に形だけのダミーの龍玉を準備し執務室に仰々しく飾る、もちろんGPSを仕込んでいる。

適合者自ら来るとは思えないので、持ち帰るまでは偽物とわからないだろう。


おそらく俺の持つ“幻”はやつらの持っている“火”“水”から連想して違う種類の龍玉だと思うに違いない。

どの派閥も欲しがるはずだ。・・

本当に派閥があるかわからないけど、大きな組織になるほど派閥は増えるものだ。


「猫山課長、龍玉の力を見せてくれ。本当はその能力がわかっているんだろ」


ユーマがうるさい、わかっている・・・ダミーだ。


「脳ある鷹は爪を隠す」


「たとえどんなに強力な力があったとしても、知られてしまえば対策される・・つまり価値が下がる。

 何の対価もなく要求するのはおかしい。 一千億円で手を打とう」


「ちっ」


「盗聴器や盗撮カメラは対策しているが完全じゃない。

 それに能力を知っているとわかれば身に危険が及ぶ可能性がある。

 誰も知らない・・それが平和だ」


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